ゲーム統計サイトActiveplayerによると、モンスターバトルのNFTゲーム「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」の月間平均プレイユーザー数は701,447人に減少し、2021年1月以来のレベルを示している。ピーク時の月間プレイヤー数は、「仮想通貨冬の時代」が到来する前の今年1月に278万人を記録。人気のあるプレイ・トゥ・アーンのNFTゲームは、6月だけで120万人のプレイヤーを失った。
弱気市場だけでなく、ゲームの仕組みもプレイヤー数減少の一因となったようだ。昨年の同時期、新興国のプレイヤーは、アクシーインフィニティをプレイすることで一部の国の最低賃金を上回る高収入を得たと報告された。
しかし、それ以降、『アクシーインフィニティ』のゲーム内報酬トークンである「スムースラブポーション」の価格は95%以上下落した。その流通供給量も、新規プレイヤーが大量に押し寄せ、ゲーム内でトークンを獲得したため、同期間に約24億から約400億に増加した。
2021年11月は、アクシーインフィニティNFTのマーケットプレイスで200万アクシーが売買され、140,956.7ETH(当時のレートで6億3950万円)に達した月でもある。しかし、その後数字は急落し、過去30日間で約31万1300個のアクシーが売られ、評価額は4143.3ETH(掲載時537万ドル)となっている。
この下落は、NFT領域における激しい弱気相場とほぼ一致しており、デジタルコレクティブル全体の取引量は1月以降98%も減少している。
アクシー・インフィニティのローニンブリッジが6億ドルが流出するなど、今年に入ってからの他の動きも、同社のGameFiエコシステムへの信頼性を低下させたようだ。