豪ドル円予想レンジ 73.5~74.5円
27日に豪ウエストパック銀行が、豪中銀は来年2度の利下げを実施し、政策金利は0.25%まで低下。年後半は量的緩和(QE)に踏み切るとの内容を公表した。
RBA(オーストラリア準備銀行)のロウ総裁は、26日に量的緩和が必要になるとは考えていないとした上で、もし必要になった場合は、国債買い入れの形をとると述べている。
豪中銀は6月以来3回の利下げを行っている。長年にわたる賃金の伸びの低迷に終止符を打つためだ。しかし19日に公表されたRBA議事録で、「5日の会合では利下げを検討しており、追加緩和もありえた」というハト派的な内容で豪ドルは下落。その後の雇用者数や失業率も良くないことから、今後の利下げ懸念が強まっている。
来週は3日(火)にRBA理事会があるので注目だ。
豪ドル円 テクニカル分析
まず、豪ドル・ドルから確認してみよう。
豪ドル・ドルは14日の安値(0.6768)を割っているので、下値模索の展開になるだろう。
次に、豪ドル円のチャートは以下の通り。
豪ドル・ドルに比べるとしっかりの動きだが、豪ドル円は20日移動平均線と100日移動平均線に挟まれて小動き。豪ドル・ドルの下落を考えると上値は重そうだ。