米国下院で「香港人権・民主主義法案」が可決され、トランプ大統領が署名する見通しと報じられたことから、リスクオフの流れが続き、豪ドル円は73.48円まで下落した。
19日公表されたRBA議事録で、「5日の会合では利下げを検討しており、追加緩和もありえた」というハト派的な内容で豪ドル円は下落。その後の雇用者数や失業率もよくないことから、今後の利下げ懸念が強まっている。
特に対米ドルで弱い動きになっているので、豪ドル・ドルの値動きにも注目している。
テクニカル分析
豪ドル円予想レンジ 73.30~74.30円
豪ドル・ドルのチャートは以下の通り。
10月2日の安値0.6671から31日の高値0.6930の半値水準(0.6801)前後でのもみあいが続いている。14日の安値は61.8%押しの水準で止まったが、ここを割り込むと2日の安値0.6671がターゲットになるだろう。
続いて、豪ドル円のチャートは以下の通り。
14日の安値73.35を割らずに反発。現在の水準は100日移動平均線を上回っている。しかし、欧州時間で再度売り込む動きになるかどうかに注目。下値は14日の安値73.35、上値は18日の高値74.34が意識されるだろう。