米中貿易協議の「第一段階」の合意や、イギリス総選挙で保守党が過半数を獲得したことから、リスクオンの動きとなっている。米国は15日に予定していた対中制裁関税「第4弾」の全面発動を見送り、9月に発動した1200億ドル相当の中国製品への関税率を15%から半減する。
豪ドル円は13日に高値75.99円まで上昇し、11月7日の75.69円を上回った。2大イベントを通過したことで、豪ドルに関しても買い安心感があるが、本日は11時に発表される中国の経済指標に注目だ。
11月鉱工業生産指数(前年比)の予想は5.0%。予想より高い数値は人民元にとって買い材料になり、豪ドルにとってもプラスだ。
また、11月小売売上高(前年比)の予想は7.6%。こちらも予想より高い結果となれば人民元の買い材料とされ、豪ドルにとってプラスになる。
豪ドル円のテクニカル分析と相場見通し
今日の豪ドル円予想レンジ 75~76円
チャートは強い形だが、200日移動平均線(75.18円)をキープできるかに注目だ。ただ、豪ドル・ドルのチャートは少し景色が異なる。
豪ドル・ドルは200日移動平均線(0.691)に上値を抑えられているのだ。豪ドル円が76円台に上昇するためには、豪ドル・ドルが200日移動平均線を上回る必要があるだろう。