1月8日に金(ゴールド)の価格が急落したことを受け、CNBCの名物投資番組『マッドマネー』のジム・クレイマー氏は、仮想通貨の台頭が金の下落の理由の一端ではないかと指摘している。ビットコイン(BTC)や仮想通貨がメインストリームに躍り出てきた兆候ではないかというのだ。

今週の米ワシントンDCにおける議事堂占拠事件といった大混乱が起こっている中、なぜ安全資産である金の価格が回復しないのか。クレイマー氏は、市場は見た目ほど混沌としていないとしつつ、資金が金ではなく仮想通貨に流れていると指摘している。

金の価格は8日に60ドル以上の下落となり、1トロイオンスあたり1852.50ドルの安値を付けた。その一方で、ビットコインは4万1000ドルを超えて史上最高値を更新した。

クレイマー氏は昨年9月にビットコインへの投資を明らかにし、昨年12月にBTCが1万7000ドルに下落した際に買い増したことも明らかにしている

ビットコインは、新しい機関投資家の流入のおかげもあり、金やほかの資産を上回って上昇している。

ビットコインが金からシェアを奪っているという分析は、クレイマー氏だけが主張しているわけではない。JPモルガンの最近の分析では、ビットコインが準備資産として受け入れらつつあり、金からのシェアを奪っていると指摘している

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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