「米中貿易戦争の"休戦"はビットコインにとってネガティブ」仮想通貨取引所ビットメックスCEOが解説【単独】

100倍レバレッジで有名な仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOが2日、コインテレグラフ日本版の取材に対して米中貿易戦争の「休戦」がビットコイン価格にネガティブな影響を与える可能性があると話した。

先月29日、G20サミットに合わせて米国のトランプ大統領と中国の習近平国家主席が会談し、貿易協議を再開することで一致したと報じられた。米国は中国からの輸入品への追加関税を見送り、米中貿易戦争は「休戦」となった。これを受けて、テクノロジー株などを中心に米国の株価は上昇。マーケットには楽観ムードが漂っている。

一方、ビットコインにとって今回の休戦はネガティブ要因になるかもしれない。

アジア・ブロックチェーン・サミット2019でコインテレグラフ日本版のインタビューに応じたヘイズCEOは、次のように述べた。

「米国と中国の関係が悪化すればするほど、株は売られ、習近平とトランプ大統領にとって『もっとマネーを印刷しろ』と中央銀行を説得するのが簡単になる。(中略)経済的な惨めさや不透明感が増大すればするほど、米国と中国にマネーを印刷する政治的な理由を与えることになり、ビットコインは恩恵を受ける」

ヘイズCEOは3月、米国のFRB(連邦準備理事会)が金融緩和路線に転換した際、マーケットに流れる「フリーマネー」や「イージーマネー」が増えると指摘し、IPO市場や仮想通貨市場に余った資金が流れるだろうと分析していた

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ヘイズCEOは、「今回の休戦がどのくらい長続きするか分からない」としつつも、「もしFRBの利下げやPBOC(中国人民銀行)のさらなる利下げを阻止することになれば、ビットコインの価格にとってはネガティブになるだろう」と述べた。

FRBは先月、予想外の低インフレや米中貿易戦争などによる景気への不確実性が高まれば利下げを辞さない姿勢を示唆した。次のFOMC(米連邦公開市場委員会)は7月30日と31日に行われる。米中貿易戦争の「休戦」を受けて、FRBが声明文の中で金融緩和へのスタンスを変更するか注目される。