アルゼンチンの公共交通機関のICカードであるSUBEカードが、ビットコイン(BTC)でチャージできるようになった。コインテレグラフ・スペイン版が今月8日に伝えた。
SUBEカードはアルゼンチンでバスや地下鉄、鉄道で使われている。
SUBEカードのチャージに使用されるプラットフォームを手掛けるアルト・ビアヘが、ブロックチェーンを用いた金融サービス企業のビテックス社と提携した。提携は6日に発表された。今回の提携により、アルト・ビアヘのウェブサイトからビットコインを用いて、SUBEカードにチャージできるようになった。
コインテレグラフのインタビューに応じたビテックスの最高マーケティング責任者(CMO)、マヌエル・ビュードロイト氏によると、電車、バス、地下鉄に乗る際に使用できるSUBEカードは、アルゼンチンの37地域で700万人以上の利用者がいるという。ビュードロイド氏によれば、アルト・ビアヘはこれまでに米決済サービスのペイパルとアルゼンチンの電子決済システムのラピパゴと提携している。
ビュードロイト氏はさらに、「ビットコインのような革新的技術」へのより幅広いアクセスを人々に提供することが今回の提携の主な目的であると説明した。
「今回のプロジェクトは、ビットコインのようなディスラプティブな技術を一般の人々の手にもたらし、日常生活の中に真の価値を提供する上で、非常に重要だと考えている」
SUBEカードのテクノロジープロバイダーは、アルゼンチンの国立銀行であるバンコ・デ・ラ・ナシオン・アルヘンティナの子会社であるナシオン・セルビシオスS.A.だ。