仮想通貨のアナリストらは、2番目の先物ベースのビットコイン上場投資信託(ETF)は、今晩プロシェアーズのビットコイン戦略ETFが開始した後、週末までに登場すると予測している。

ブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス氏は10月19日、ヴァルキリーのビットコイン先物ETFが先週にナスダック取引所に上場することが認証された後、数日中に取引が始まる可能性が高いと予測している

この予測が当たった場合、ヴァルキリーのETFは米国でローンチされる2番目のビットコインETFとなる。プロシェアーズの先物ベースのビットコインETFは10月19日にニューヨーク証券取引所でBITOのティッカーで取引を開始する予定だ

ブルームバーグのアナリストであるジェームス・セイファート氏は当初、ヴァルキリーのビットコイン戦略ETF(BTF)がプロシェアーズのETFと同じ日に公開されるだろうと予測していた。しかし、バルチュナス氏は、ヴァルキリーのETFが10月20日もしくは21日になる「可能性が高い」とツイートした。

バルチュナス氏はまた、ヴァルキリーがその申請書の中でティッカーをBTFDからBTFに更新したことにも言及している

インベスコはETF競争から撤退

米証券取引委員会(SEC)が米国初のビットコインETFを承認する強気のセンチメントがあるにもかかわらず、インベスコは10月18日に先物ベースのETFの申請を取り下げたと発表した。

アナリストはインベスコの先物ETFが今週にもSECからゴーサインが出ると予測していたが、同社は10月18日に申請を取り下げたことを明らかにした。インベスコは仮想通貨企業ギャラクシーデジタルと提携して、先物ではなくスポットでのビットコインETF立ち上げを目指すとしている。

「私たちはビットコイン先物ETFの立ち上げを当面は追求しないことを決定した。ただし、ギャラクシーデジタルとのパートナーシップを継続し、物率的に裏付けられたデジタル資産ETFの追求を含め、革新的な資産クラスに投資する商品を投資家に提供する」

バルチュナス氏とセイファート氏は19日、アンソニー・ポンプリアーノ氏のユーチューブ動画に出演し、スポット型のビットコインETFの承認はすぐに行われる可能性は低いと予測している。

バルチュナス氏によれば、SECは消費者保護を確保する上で、スポット型よりも先物型のETFの方がはるかに「快適」であると考えているという。