仮想通貨(暗号資産)レンディングを手掛けるセルシウス・ネットワークは、2018年8月のローンチから、ビットコイン(BTC)の預金が5万BTC(約3億8000万ドル相当)を記録した。

セルシウスのアプリのアクティブユーザー数は10万人を突破し、2019年は60%の成長になる見込みという。

セルシウスのアレックス・マシンスキーCEOは、ネットワークのユーザーベースと預金の増加は「2020年の(政府の)救済策への不安の高まりを反映している」と、コインテレグラフに語った。

「(救済策の)メリットのほとんどは、ワシントンに近い、『大きすぎて潰せない』ところに流れるだろう。セルシウスはその逆だ。1000万ドルを持っていようが、10ドルしかなくても、私たちはすべての人を平等に扱い、コミュニティにっとて最善となるように常に行動する」

米国の株式市場は4月に1987年以来、2番目に大きく上昇した月だった。しかし、その一方で、失業保険の申請者数は計2600万人と過去最高を記録した

マシンスキー氏は、次のように述べている。

「私たちはのポストコロナ経済は、L字型の動きとなるだろうが、株式市場はV字型の回復になると考えている。これは主にFRB(米連邦準備制度理事会)が債券市場と信用市場を支援し、投機家が再び熱狂することになるだろう」

マシンスキー氏は、仮想通貨レンディングへの需要の高まりは、「このストーリーを信じてなく、私たちが困難な時代にあることを知っている」人々によるものだと主張している。

そして、より多くの資産をビットコイン建てにすることを選択し、低コストのローンにアクセスし、かつてない経済的不確実性の中で利息を得る手段を活用しようとしていると、マシンスキー氏は語っている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン