アフリカ中部にあるカメルーンにおいて分離独立を訴えている勢力が、独立を行う資金獲得の為に仮想通貨「アンバコイン(AmbaCoin)」を発行すると発表した。AFP通信が27日伝えた

カメルーンの北西州と南西州を合わせた地域は、分離独立を主張し、「アソバゾニア」という国名を掲げて独立運動を展開している。「独立宣言」を行った2017年からは治安部隊との武力衝突が発生する事態となっている。2018年には治安部隊と大規模な戦闘にも発展している。

「アンバコイン」の公式サイトにホワイトペーパーパーやICOの詳細などが掲載されている。公式サイトによれば、今年10月24日から12月24日までがプレICOを行い、12月24日から1年間にわたってICOを行うという。1アンバコインは0.25ドルで取引するとしており、ビットコインやイーサリアム、モネロでも受け付ける。

ホワイトペーパーの中では、「アンバゾニア共和国」にある原油、金、ダイヤモンドなどの天然資源を価値の担保にし、将来的に独立が達成した際にはアンバゾニア共和国が利息をつけて買い取るといった事が書かれている。

サイト上では現在までに2万8000件を超えるプレ注文が入っているともあるが、AFP通信は「この数字の信ぴょう性は確認できない」としている。