ブロックチェーン基盤の顧客関係管理(CRM)を開発する米セエール・ネットワーク(Cere Network)は、350万ドル(約3.7億円)のシードラウンドの資金調達を完了した。仮想通貨取引所バイナンスのベンチャー投資部門であるバイナンスラボや、XRP(リップル)建ての投資ファンドのアーリントンXRPなどが出資した。

今回の投資を受け、セエールはニューヨークに新オフィスを開設するほか、ベルリンに「セエール・イノベーション・ファクトリー」を設立する計画だ。

資金調達ラウンドには、バイナンスラボやアーリントンXRPのほか、ネオグローバル・キャピタルやフェンブシ・キャピタル、アルファビット・ファンドなどが参加した。

セエールは、アマゾンやTwitchの出身者によって設立されたスタートアップ企業だ。ブロックチェーン基盤のCRMおよびCDP(顧客データプラットフォーム)ネットワークを開発している。ブロックチェーン基盤とすることで、データのプライバシーやセキュリティの向上を目指している。

セエールはバイナンスラボのスタートアップ支援プログラムの出身企業だ。今年7月にはバイランスラボから資金提供を受けたと発表している

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版