ビットコインは5万9000ドルまで反落 仮想通貨相場の反発は米大統領選以降か＝アナリスト

ビットコインは9月18日以来初めて6万ドルを下回り、市場参加者はさらなる下落があるかどうかを懸念している。

仮想通貨トレーダーのジャスティン・ベネット氏は10月10日のX投稿で「最初のBTCターゲットである5万9000ドルに到達した。次は5万7000ドルか？その前に反発があるかどうかは不明だ」と述べた。

記事執筆時点でビットコインは5万9152ドルで取引されており、過去24時間で2.34%下落している。

この資産の下落は、10月がビットコインにとって歴史的に最も強い月の1つであるにもかかわらず起こっている。

オンチェーン分析プロバイダーのサンティメントは10月4日に、今月初めから「アップトーバー」に関する言及が大幅に減少していることを指摘した。

米大統領選で市場心理が変化

一方で、仮想通貨アナリストによると、強力なファンダメンタルズを持つアルトコインは、規制の不確実性が続いているためプロジェクトが慎重になり、収益の最大化を控えているため、値上がりしていないという。

「実際の価値を持ついくつかのアルトコインは、規制の障害のために上昇していない」とクリプトクアントの創設者兼CEOであるキ・ヨンジュ氏は10月9日のX投稿で説明した。

同氏は、11月5日の米大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利すれば「アルトコインは上昇を引き起こすかもしれない」と予想した。

トランプ氏の勝利は、アルトコインプロジェクトが収益の可能性を活用することを可能にすると彼は主張した。「トランプ氏が勝利すれば、収益を生み出すプロジェクトのためにトークンのバーンを可能にする手数料の切り替えを含む規制の変更が予想される」。

規制措置は最近、アルトコイン価格に直接的な影響を与えている。4月には、分散型取引所のトークンであるユニスワップ（UNI）が、米国の規制当局から訴訟通知を受けたと発表した後、6週間ぶりの安値に沈んだ。

多くのトレーダーは、2024年第4四半期以降に仮想通貨市場の上昇を引き起こすと予想している。

MNトレーディングの創設者であるマイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏は10月10日のX投稿で「アルトコイン市場はまだ蓄積の段階にある」とした。ヴァン・デ・ポッペ氏は「垂直ステージはおそらく2025年第1四半期に来るだろう」と述べている。

「強気サイクルの始まりは非常に退屈で、ゆっくりと上昇するだけで他に何もない」とヴァン・デ・ポッペは付け加えた。

一方、シグナルプロフィッツの共同創設者であるジェイコブ・キャンフィールド氏は10月7日のX投稿で「一握りのアルトコインと多くのミームコインがアルトコイン市場を支えている」と語った。

「ビットコインの優位性が本当に否定されれば、ミームコインは50億ドルから200億ドルに達するだろう。それに備えてポジションを取るべきだ」とキャンフィールド氏は付け加えた。記事執筆時点で、ビットコインの優位性は57.79%だ。

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