中国eコマース大手アリババは、eコマースプラットフォーム「Koala(コアラ)」をアップデートした。3月16日に商品を完全に追跡できるブロックチェーンシステムを組み込んだ。シナ・ファイナンスが3月17日に報じた

アリペイを手掛けるアントファイナンスのブロックチェーンを統合する。オンライン購入者がアリペイのQRコードを使って商品の物流に関する詳細情報を調べることができる。

注文ページ上で購入を完了したあと、消費者に追跡可能なアイコンが提供される。ブロックチェーンのQRコードと偽造防止の指紋認証機能がページに追加されるという。

アリババグループは2019年、コアラを20億ドル(約2140億円)で買収。今回のシステムは買収後に開発されたと報じられている。

今後も、海外への直接発送サービスなどにブロックチェーンを導入する計画で、62の国と地域に展開する。

アリババは、ブロックチェーン技術をeコマースプラットフォームに追加することで、商品の不一致や追跡や物流情報や物流チェーンの責任の所在など、同業界の伝統的な欠点に対応できると話している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン