元セルシウスCEOのアレックス・マシンスキー氏は、米国の検察当局との司法取引に合意し、起訴された刑事事件における一部の罪を認める方針を示した。
12月3日、マシンスキー氏はニューヨーク南部地区連邦地方裁判所で商品詐欺およびCELトークン(CEL)の価格操作に関与した詐欺スキームの罪を認めると述べた。同氏は、プラットフォームのアーン(Earn)プログラムに関する虚偽の発言を通じて投資家にビットコイン(BTC)を売却させ、自身の利益として推定4200万ドルを得たことを認めた。
インナーシティプレスによれば、マシンスキー氏は「セルシウスが規制当局から承認を得ていると発言したが、それは虚偽であった」と述べている。また、「自身がCELトークンを売却していないと虚偽の発言をした。すべての責任を受け入れる」とも語った。
最大30年の懲役の可能性
この司法取引により、2023年7月に検察が起訴した7つの罪状のうち2つの罪状に関して有罪を認める形となった。これら2つの罪状で最長30年の懲役刑が科される可能性がある。
マシンスキー氏の量刑は2024年4月8日に予定されている。当初、すべての罪状について無罪を主張し、4000万ドルの保釈金で一部の旅行制限のもとで保釈されていた。同氏の裁判は2025年1月に開始される予定だった。
有罪判決を受ける仮想通貨企業の元幹部
マシンスキー氏は2022年9月にセルシウスのCEOを辞任している。同氏は、元FTX CEOサム・バンクマン-フリード氏や元バイナンスCEOのチャンポン・ジャオ氏に続き、刑務所行きの可能性が高い仮想通貨業界の主要人物の1人だ。バンクマン-フリード氏は懲役25年の判決が下され、ジャオ氏は有罪を認め4カ月間服役した。
また、セルシウスの元最高収益責任者(CRO)であるロニー・コーヘン・パヴォン氏も、2023年9月にCELトークンの価格操作に関与した4つの重罪を認めている。同氏の量刑は12月11日に予定されている。
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