「Lonely」などで有名なグラミー賞受賞のラッパーのエイコン(Akon)氏が、新たに仮想通貨都市をアフリカのウガンダで建設する計画のようだ。同氏は自身の出身地であるセネガルでも仮想通貨都市の建設を進めており、今回で2ヶ所目となる。

ウガンダのテレビ局NBSの報道によると、同国政府はエイコン氏の計画に1平方マイル(約2.5キロ平方メートル)の開発区画をすでに割り当てているという。完成予定は2036年。

一方でセネガルで建設を進める仮想通貨都市は開発費用60億ドルで、開発面積は2000エーカー(約8.09平方キロメートル)に及ぶ。ウガンダとセネガル双方ともにステラブロックチェーン基盤の仮想通貨Akoin(AKN)を採用する。

仮想通貨都市の建設費用について、具体的なコストについては明らかにされていない。ウガンダ政府やウガンダの人々が、今回の仮想通貨都市開発に資金を提供できるかどうかという質問について、エイコン自身は次のように応えている。

「何かがそこにあれば、彼ら(ウガンダの国民)はモチベーションが上がり、購入したいと考えるだろう。究極的には、機会を作れば人々はその機会を通じて学ぶ。そしてそのチャンスがモチベーションになる」

エイコン氏は、仮想通貨都市建設でウガンダに多くの投資を呼び込むことになり、ウガンダの人々に雇用機会を創出できると述べた。

アフリカではセネガルやウガンダの他に、エイコン氏はケニアで20億ドル規模の医療都市と提携している。ここではAKNが本格的に展開され、スタッフの給与や日常できは決済に使用される予定だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン