既存のビットコインの解説を活用したAI(人工知能)によるビットコイン(BTC)の解説動画がユーチューブに公開された。その内容がほぼでたらめなものに仕上がっていた。マッシャブルが22日に伝えた。
ツイッター上で自らを「人間と機械によるクリエイティブ集団」と評するボットニックスタジオ(Botnik Studios)により作成されたこのユーチューブ動画は、「多数のビットコイン解説の内容を学習した予測入力キーボード」を用いるAIにより生成されたテキストを吹き替えたものだ。
視聴者にビットコインを紹介するため、この動画はまず、「ビットコインは電気の最も貴重な形態だ」と説明した。続いて、ビットコイン取引の仕組みを具体的に視聴者に解説している。
「1~3万の間で数字を無作為に選ぶ。次にその金額をイーサリアムに投じる。これは、いくらかのビットコインを得るためのコードのハッシュ値計算として知られている」
この動画はブロックチェーンにも言及し、「毎日あなたに最大の悪夢を思い出させることになるexploit.bin」をインストールすることで、ユーザーはブロックチェーンへのアクセスを得ることができると説明している。
また、「偽造コーヒー」の支払いに使用することができる「ワイルド・リチャード」が、その最も人気のある形態となっているビットコインを持つことは強みとなるが、リスクも伴う、と理解に苦しむ解説をしている。
「ビットコインの利点の一つは、未来の自分の一つのバージョンをダークネット上にアップロードできることだが、その未来の自分は1000歳を超えているので、あなたの年金口座を台無しにすることになる」
この動画は全ての視聴者に対する二つの警告で締めくくられている。一つ目の警告は、「ビットコインウォレットを保護する最も安全な方法は、単にビットコインウォレットを紛失すること」だと述べ、二つ目の警告はもっと個人的なテーマに触れている。
「警告:前回私が新たなビットコインを採掘した時、億万長者であり、殺人者のマーク・フェブラリーは私の命の特許を取得しようとした」
コインテレグラフは、ビットコイン、ビットコインマイニング、ブロックチェーン、仮想通貨ウォレットなどに関する(AIで作成されていない)一連の解説記事を掲載している。