アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の子会社a16zクリプトの創設者であるクリス・ディクソン氏が、米国政府からのさらなる規制の明確化が必要だと訴えた。
ディクソン氏は、ユタ州ソルトレイクシティで開催された「パーミッションレスIII」イベントでの講演した。
ディクソン氏は、仮想通貨市場が過去の技術的障壁(ディクソン氏は「ゲート」と呼んでいる)を克服し始めていると前向きな調子で話を始めた。現在の市場において「2つの大きな制限要因がある」とディクソン氏は述べ、「1つはインフラ、もう一つは政策の明確さだ」とした。
政策の明確さが必要
多くのアナリストが大規模な投資家はアプリケーション層のスタートアップに注目していないと主張するが、ディクソン氏の経験ではそうではない。
「少なくともここ数年の我々の投資の半分はアプリケーション層だ」と彼は語った。しかし、「問題は彼らが望むものを構築できないことだ。なぜなら、次の5年間を法廷で過ごすことを恐れているからだ」とした。
新しい起業家、アプリケーション、デジタル資産分野の開発の波が新しいアイデアをもたらすことで「本当のルネサンスと解放」がある可能性があるとディクソン氏は語った。
彼によれば、インフラは整っているが、規制の明確さの欠如がセクター全体を抑えている。「現在の規制体制の多くの不幸な点の1つは、良い行動者を追いかけるだけでなく、詐欺や悪い行動者が過去最高に達していることだと思う。規制当局はそれを無視している」と語った。
ディクソン氏は、注目を集めるケースを追いかけるのではなく、明確さを優先し、良い行動者に道を提供し、「詐欺師」などの悪い行動者を排除する規制政策を提唱している。「一番は消費者のためだ。第二に業界のためだ」と彼は語った。「これを解決しないと、FTXレベルの問題が発生する可能性がある」と述べた。
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