スキルベースのPlay to Earn型ゲームは、NFT市場の安定化にどう貢献していくのだろうか。

価値の提示

ブロックチェーンやトークナイゼーションといった技術が、ゲームでのインセンティブとして使用される非代替性トークン(NFT)とともに、eスポーツやゲームコミュニティの間で人気を集めている。

同時に、NFT市場は急激に成長している。今年の第1四半期だけで、NFTの売上は昨年全体の売上の8倍にあたる20億ドルに達した。だが、これは必ずしも喜ぶべきことではない。なぜならこのような急成長は、経済の「バブル」の兆候かもしれないからだ。

このリスク(あるいは現実)を軽減する一つの方法は、健全な経済学に基づいた模範的なプロジェクトにより、ブームにもかかわらず、この業界が依然として価値ある製品を創出しているとアピールすることだ。

NFTの価値は希少性、Snookの希少性はスキル

スヌーク(Snook )は、そのような模範的なプロジェクトの一つだ。

Snookは、ブラウザベースのオンラインスキルゲームである。プレイヤーは、ゲーム内での成果(特性や特別なスキンなど)をNFTでスキル化し、それをマネタイズすることができる。つまり、プレイヤーが優秀であればあるほどその実績の希少性が高まり、その結果、プレイヤーのNFTの価値が高まる。つまり、NFTの価値は希少性に比例するということだ。スヌークの希少性はスキルであるため、NFTの価値を決めるのはプレイヤーの能力であり、「バブル」渦における話題性ではないのだ。

トークノミクス

その仕組みはこうだ。ゲーマーは$SKILLというERC20トークンを使ってプレイする。この$SKILLを使ってSnookのゲームキャラクターをミントするが、これはERC721 NFTでもある。ミンティングに使われた$SKILLはすぐに焼却される(価値はNFTに移される)。

このトークンは、リワードのステーキングにも使用できる。

Snookの詳細はこちら

ゲームのプレイ方法

ミントされたスヌークには、それぞれランダムな特性がついている。プレイヤーがスヌークを殺すと、その特性がドロップする可能性があり、「消費」されるとそれを食べたスヌークのものになる。また、入手困難な特性の組み合わせにより、特別なスキンを獲得することもできる。ゲーム内の実績を確保するためには、ゲームマップの縁の近くにランダムに現れる「出口ポータル」を見つけて使用する必要がある。ゲーム内でスヌークが死んだ場合、そのスヌークは死んだと見なされ、NFTも消滅する。

マネタイズ

スペシャルスキンを持つスヌーク/NFTを手に入れたプレイヤーは、その希少性に応じた報酬を得ることができる。また、二次市場で販売することもできる。また、ゲームを続けていくことで、新たなスペシャルスキンを獲得し、スキル、時間、アドレナリンによってスヌークの希少性を高めることができる。

Snookの進化

2回のベータテストと165万ドルの資金調達を経て、Snookは8月上旬にメインネットに上がる予定で、8月中旬には一般販売を開始する。

また、このゲームプラットフォームでは、トーナメントを開催したり、今後数か月のうちに特別なチャレンジをリリースするといった準備も進んでいる。

 Snookの詳細はこちら

免責事項 : コインテレグラフは当ページのいかなるコンテンツや製品も推奨していない。当社は自らが得たすべての重要情報を提供することを目的にしているが、読者はこの企業に関係したあらゆる行動をとる前に独自の調査を行い、自身の決断については全責任を負わねばならない。また、当記事は投資や金融商品購入のアドバイスではない。また、日本国居住者は本稿で言及された仮想通貨トークン、プロダクト、サービスを購入することはできない。