ビットコイン(BTC)の1月初旬の上昇は、強い蓄積需要とマイナーによる売却再開がぶつかり合う、混在したオンチェーンデータの中で進んでいる。
価格上昇局面で蓄積アドレスが動く
クリプトクアントのデータによると、ビットコインの蓄積アドレスは1月最初の6日間で保有量を約24万9000BTCから31万BTCへと増やした。これは、2025年9月から12月にかけて保有量が20万BTCから23万BTCの間で推移していた保ち合い局面を経ての、明確な転換を示している。

この動きのタイミングが重要だ。ビットコインが9万ドル前後まで反発するのと並行して蓄積が加速しており、長期投資家がより深い調整を待つのではなく、市場に出てくる供給を吸収する姿勢を示している。
マイナーはエクスポージャーを縮小
一方で、2026年最初の6日間に、マイナーのウォレットからバイナンスへ約3万3000BTCが移動した。これは通常のマイナーのフローと比較すると高い数値となっている。
クリプトクアントの分析によれば、この動きは直近の価格上昇を受けて、マイナーがリスクを抑えようとしていることを示唆する。このような行動は、ラリー後の不透明感が高まる局面でしばしば見られる。

ただし、マイナーからの売却圧力だけで、必ずしも急激な調整につながるとは限らない。重要なのは、これを吸収できる需要が維持され、価格を押し下げずに済むかどうかだ。
センチメントは安定化を示唆
市場データは、緩やかな回復を示す方向に傾いている。バイナンスにおける7日間のネット・テイカー・フローのセンチメントは、11月に1日平均23億ドルの大幅な純売りを記録し、ビットコインが8万4000ドル付近まで下落する局面と重なっていた。12月は転換期となり、2025年末にかけて売り圧力は後退した。

1月に入ってからは、7日連続で小幅ながら一貫した純買いが続いており、平均で4億1000万ドルとなっている。買い圧力自体は限定的だが、売りが支配的だった期間の後としては意味のある変化だ。
この動きは、ビットコイン統合センチメント指数が11月以来初めて中立圏に戻ったこととも一致する。ビットコイン研究者のアクセル・アドラー・ジュニア氏によると、強気姿勢は抑制されたままだが、恐怖感は和らいでいるという。

これらのシグナルは、ビットコインのラリーが過熱していない可能性を示している。ただし、今後数週間にわたり、安定した蓄積がマイナーの売却を相殺し続けられるかどうかが、持続性を左右することになりそうだ。
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