XRP(XRP)は2月6日に付けた15カ月ぶり安値1.12ドルから50%反発し、1.67ドルまで回復した。足元の価格は1.43ドル前後で推移しており、過去数年の高値3.66ドルをなお60%下回る水準だが、複数の指標は1.12ドルが新たな底となる可能性と、持続的な回復への布石を示している。

取引所上のXRP供給量減少は強気材料
グラスノードのデータによれば、過去2年間で取引所で保有されているXRP残高は顕著に減少している。火曜日時点で取引所残高は129億XRPまで低下し、2021年5月以来の水準に一致した。

取引所上のトークン残高が減少することは、保有者の売却意欲が低いことを示唆し、将来的な上昇余地を補強する可能性がある。
クリプトクオントのデータによると、バイナンスのXRP準備金は約25.7億XRPまで急減しており、SMA(50)およびSMA(100)はともに下向きとなっている。
クリプトクオント寄稿者のペリナイPA氏は月曜日の分析で、「テクニカル的には、価格が安値圏にとどまる一方で準備金は減少している」と指摘。この構造は将来的なショートスクイーズ発生の確率を高める可能性があるという。

資金調達率は極端な低水準へ
バイナンスの資金調達率は、価格が1.12ドルまで下落した2月6日に-0.028%まで低下し、2025年4月以来の最低水準を記録した。現物価格の下落と相まって、マイナスの資金調達率はショートポジションの過密化とレバレッジロング勢の投げ売りを反映している。
歴史的に、極端なマイナス資金調達率は底打ちやショートスクイーズの兆候となることが多い。2025年4月にも同様の状況が発生し、1.60ドルから2.65ドルへ65%の上昇が続いた。2024年後半にも類似の構図が急反発を引き起こした。

一方、コイングラスのデータによると、XRP先物の未決済建玉(OI)は火曜日時点で約25.3億ドルまで減少。1月初旬の45.5億ドルから55%縮小している。
これはレバレッジトレーダーが新規ポジションを構築するのではなく、エクスポージャーを縮小していることを示唆しており、弱気姿勢の後退と買い圧力回帰時の価格反転余地を示している。
スポットCVDは買い優勢に転換
90日間のスポット・テイカー累積出来高デルタ(CVD)を分析すると、買い注文が再び優勢となっていることが確認できる。CVDは3カ月間の買いと売りの出来高差を測定する指標だ。
直近までは中立水準で推移しており、市場の迷いを反映していたが、火曜日にプラスへ転換。需要の回復と買い手の主導権奪回を示している。
CVDがプラス圏を維持すれば、低水準での買い増しが続いていることを意味し、過去の回復局面と同様にさらなる上昇局面への布石となる可能性がある。

価格下落でも現物ETFへの資金流入継続
米国のXRPの現物ETFは、2025年11月のローンチ以降、59営業日のうち53営業日で資金流入を記録しており、価格下落局面でも機関投資家需要が持続している。
SoSoValueのデータによれば、金曜日には450万ドルの純流入を記録。累計流入額は12.3億ドル、純資産総額は10.1億ドルを超えた。

さらに、世界の仮想通貨投資商品全体が1億7300万ドルの流出を記録した週においても、XRPのETPは3340万ドルの流入を確保し、最も好調な銘柄となった。市場価格が軟調な中でも、XRP関連ETPに対する安定的な機関投資家需要が改めて裏付けられている。
本記事は、投資助言または投資に関する推奨を含むものではありません。すべての投資および取引にはリスクが伴うため、読者は意思決定を行う際にご自身で調査を行う必要があります。正確かつ迅速な情報提供に努めていますが、Cointelegraphは本記事に含まれる情報の正確性、完全性、または信頼性を保証するものではありません。本記事には、リスクや不確実性を伴う将来予想に関する記述が含まれる場合があります。これらの情報に依拠したことにより生じた損失または損害について、Cointelegraphは一切の責任を負いません。

