ゲームコミュニティの一部から反発を受けながらも、ゲーマーの3分の1がメタバースでの仮想通貨の使用に興味を示していることが新しい調査で明らかになった。また、メタバースがゲームに良い影響を与えると考えているゲーマーも数多くいる。

この調査は、機関投資家向けソフトウェア開発会社Globantが7月13日に発表したものだ。これはYouGovによって実施され、1000人のゲーマー(モバイル、PC、コンソール)を調査し、回答者の34%がメタバースで仮想通貨取引を行うことに関心を示した。

メタバースにおけるP2E(Play to Earn)のコンセプトもゲーマーから比較的好評で、「メタバースの『プレイ』と『稼ぐ』の両方の側面をミックスして追求することに興味がある」と回答した人が40%に上った。一方、11%は「稼ぐ」方に興味があると回答し、49%は「プレイ」の方のみに興味があると回答している。

また、半数以上(53%)の回答者が、労働によってデジタル通貨を得られるのであれば、喜んで仮想ゲームの世界で働くと回答している。ゲーマーの半数以上(52%)はメタバースがゲーム業界を変えると考えている。

NFTについては、ゲーマーの16%が過去に1回以上購入したと回答しているが、それがゲーム関連のNFTであるかどうかは不明だ。

しかし、注目すべきは、40%の回答者がブロックチェーン技術をメタバースと関連付けているにもかかわらず、最も認知度の高いメタバースブランドのリストに入ったブロックチェーンネイティブのプラットフォームは1つだけであったことだ。

最も認知度が高いのはMetaで73%、次いでFortniteを制作したEpic Gamesが27%、Robloxが21%、イーサリアム系のThe Sandboxが15%、Pokemon Goを開発したNianticが10%となっている。