仮想通貨ビットコインは18日、1時間で10%以上も急騰し一気に1万ドルを回復した。ただボラティリティ(変動幅)が大きい展開が続いている。仮想通貨業界からは1日15%ほどの乱高下が日常の光景になりつつあるという声が出ている。
(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」)
今回のビットコイン急上昇に関して、eToroのマティ・グリーンスパン氏はフェイスブックのリブラに関する公聴会を念頭に「久しぶりにファンダメンタルズが相場を動かした」と指摘。フォーブスが報じた。「下院での公聴会はかなり建設的で多くの米議員が暗号資産のイノベーションに対してポジティブなようだ」と評価した。
米議会上下両院で2日間に渡って行われたリブラの公聴会では、リブラに対してはダメージとなったもののビットコインに対しては追い風となったという見方は多く出ている。
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ただボラティリティが激しい展開が続いており、長期トレンドがはっきりしているわけではない。
資産マネジメント会社アーカのジェフ・ドーマン氏は、フォーブスに対して「『1日15%』が日常になりつつある」と警戒している。