シアコインニュース

シアコインニュース

シアコイン(Siacoin)はデジタル上の分散型ストレージプラットフォームであると説明できる。ブロックチェーンの公開台帳上に存在し、ユーザーが好きなデータを保存できる暗号化ストレージへのアクセス権を提供するものだ。シアコインのアイデアを定義するのは非常に簡単だ。シアコインはドロップボックスや アマゾンのようなありふれた分散型クラウドストレージの形をとりつつ、それを共有された分散型ネットワーク上へと配布している。 シアコインはホストに対して豊富なオプションを提供することで、自由市場に基づくネットワークの構築を目指している。ホストは価格、広告、データ消失時の補償、クライアントにストレージを提供するか否かの選択権を自ら設定できるようになっている。ホスティングを促進するため、シアコインはホストの働きに対し、シアコイントークン (SC コイン) で支払いをする。クライアントとホストの間で全ての条件が合意に至ると、ファイルコントラクトが作成される。その結果、データはホストサーバーに保管される一方、トランザクションに関する全情報はシアコインロックチェーン内に保持される。

  • クラウドストレージ・ミーツ・ブロックチェーン―SiaCoinがAmazon、Google、Microsoftの座を狙う

     山村 賢太郎

    時価総額が800万ドル近くまで上ったことで、Amazon (Amazon S3)、Google (Google クラウドストレージ)、Microsoft (Microsoft Azure)、Dropbox (Dropbox for Business) のような巨大企業が牛耳る企業向けクラウドストレージ業界に一矢報いるべく、SiaCoinがメインストリームの座を狙おうと動き始めた。Nebulous Labsのプロジェクトに関わる開発者たちは、SiaCoinは一年に渡り確かにその存在が観測されてはいたが、最近になってCoinMarketCap上でTOP10入りしたことを受けてついに具体的に始動する運びになったのだと語る。今回、コインテレグラフは、Nebulous Labs開発者リーダーである、David Vorick氏にSiaCoinの使用や、クラウドストレージ市場における価格について詳細を伺った。

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