XRPのクジラであるSeth Lim(セス・リム)も注目するMULANは、自律分散型組織(DAO)でガバナンスをとる分散型金融(DeFi)プロジェクトである。
12月9日に、MULANより一連のロードマップが発表された。
実質的にMULANプロジェクトが開始したのは、フェーズ1の始まりとなる2020年10月からになる。このフェーズではコンセプト策定からはじまり、MULANトークンが発行された。
MULANトークンは二重の意味を持つ。1つ目がガバナンス用途である。ガバナンスでは、プロトコルパラメータの変更や新たなインセンティブの決定などが投票で決定される。参加者が目指すのは、もちろんMULAN経済圏の反映である。より正確に表現すると、DeFiサービスが繁栄している指標である預け入れ資産総額(TVL)が拡大することを目指していく。2つ目は、MULAN経済圏から配当を得るための権利である。MULANトークン保有者に対し、居住国や保有額の大小に関係なく、MULAN Swapからの収益還元を得られるようになる。
続いて、フェーズ2は2021年第1四半期を予定している。フェーズ2では、いよいよMULANのサービスが本格展開され、第1段として分散型取引所のMulanswapがオープンすることになる。Mulanswapは、イーサリアム上に構築され、英語、中国語、日本語に対応する。複数の言語対応により、既存のDeFiサービスより多くのユーザーにリーチすることが可能となる。また、オープン時にユーザーはリクイディティマイニングを利用することができ、Mulanswapに貢献することで”稼ぐ”ことができるようになる。
また、ユーザーは、既に流通しているMULANトークンをMulanswapにデポジットしてステーキングすると、新たにMULAN2.0トークンを受け取ることができる。MULAN2.0を報酬プールにステーキングすることにより、さららMulanswapからの収益還元とリクイディティマイニングによる報酬を受けることができるようになる。
そして、フェーズ3となる2021年第3四半期では、新たにMULAN Finance Bondと呼ばれる債券サービスが提供される。ユーザーが固定金利の債券を購入すると、M.Bondsと呼ばれるNFTを獲得することができる。さらにNFTをステーキングすることで、新たな収益を得ることが可能になる。これにより、MULANトークンの保有者は、債券サービスからも手数料収入を得ることが可能になる。
最後はフェーズ4になる。このフェーズでは、いよいよMULANが分散化される。MULANトークンによるガバナンスが本格的に効果を発揮し、MULAN/USDTのリクイディティプロバイダーは、投票することでMULANプロトコルの未来を作り上げていく。
このように、MULANはMULANトークンを軸に様々な収益機会をユーザーに提供していく。より詳しくは、以下のSeth Limによるオンラインセミナーで確認することができる。DeFiの基礎から説明するため、初心者でも気軽に参加することが可能だ。
<オンラインセミナー情報>
開催日程:12月10日 夜20時
内容:
DeFiとは何か?
DeFiの発展状況
DeFiの成功事例
参加するメリットとデメリット
申し込みURL:https://forms.gle/DseBQL7KsJvGVURe7
本件に関するお問い合わせ
MULAN Finance
コンタクト:Mulan Ma
Email: info@mulan-finance.com