IndodaxTokenomyは、新しいDeFiプロジェクト『TADPOLE Finance』を発表した。このプロジェクトは、イーサリアムネットワーク上のERC-20トークンを利用することで、誰でも気軽に預金とローンを行えることを目的としている。開発が完了すれば、コンビニ感覚でERC-20トークンをDeFiのマネーマーケットに入金することができる。「開かれたレンディング市場」をつくるための誠に意欲的な試みといえるだろう。

「現在のDeFiによるレンディングは、まだまだ敷居が高い。トークンを金融市場に上場するのはとても難しいからだ。DeFiは本来、オープンで包括的なブロックチェーン技術と同じ原則を持つのが理想だ」と、IndodaxのCEO William Sutantoは語った。

Tadpole Finance』は、Compound Financeを改良発展させた実験的プロジェクトだ。「既存のレンディングプロジェクトの良さを吸収し、さらに発展させたい。Compound Financeは、これまでで最も堅実なプロジェクトだと思う。オープンソースの理念に基づき、私たちはこの技術をさらに推し進め、よりオープンなプラットフォームにしたい。但し、あくまでセキュリティが最優先だ」と、同氏はつけ加えた。

Tadpoleでは、トークンはシステム全体を「支払不能」から保護するため、0%の担保係数を持つ。これは、トークン価格の急変によるシステム全体への損害を防止するためだ。
本プロジェクトにおいては発行されるトークンは、TADとよばれる。TADは、Tadpole Financeにおける取引手数料の管理と支払いに使用されるERC-20トークンである。ERC-20トークンの所有者は、TADを手数料として支払うことで、誰でもTadpoleに登録することができる。また、TADトークンを所有することで、Tadpole Financeシステムにおいてプロトコル更新が行われる際は、その是非について議決権を持つことができる。

「TADの総発行枚数は100万 TAD。まずは、『10枚保有者』(TEN holders)たちに、トークンの20%を配布する。本プロジェクトがブロックチェーン業界に革新をもたらし、熱烈な支持者たちが先行者利益を得られるよう尽力したい」と、Oscar Darmawanは語る。

10月13日から『ジェネシス・マイニング・プログラム』として、TADの配布が開始されている。このプログラムは、「10枚保有者」(TEN holders)をつくるTAD配布の第一段階である。このプログラムに参加するには、「10枚一口」のトークンを、https://tadpole.finance から入金すればよい。このプログラムは30日間実施され、合計20万TAD(流通量の20%)が配布される。

その後はさらに、『プラットフォーム・リキッディティ・マイニング』『DEXリキッディティ・マイニング』『 デベロッパー・リワード・プログラム』などのプログラムを通じてTADが配布される予定だ。

『プラットフォーム・リキッディティ・マイニング』(近日開始予定) は、貯蓄とローンにTadpole Financeを利用することを促すインセンティブプログラムである。利子に加えて、貸し手と借り手の双方が流動性マイニングの報酬として、TADトークンを自動的に受け取ることができる」とOscar氏は語る。

『DEXリキッディティ・マイニング』(近日開始予定) は、TADの流動性を確保し、分散化された取引所で支援トークンが常に維持されるようにする報酬メカニズムである。そして、『デベロッパー・リワード・プログラム』(近日開始予定) は、 Tadpole Financeプラットフォームの開発に寄与した内外の開発者に対する報酬システムだ。

DeFiは、今のところ実験段階にすぎない。だが、この技術は旧来の金融業界全体をより分散的な仕組みに変革する可能性を秘めている。「あらゆる開発者にこのオープンソース・プロジェクトへの参加を呼びかけている。このプロジェクトは、DeFiについての学びを深めるための足がかりにもなるだろう。そして、すべての開発者は、報酬としてTADを得ることができる。オープンソース開発者にとってはまちがいなく有利なシナリオだ」。


本件に関するお問い合わせ

Web             : https://Tadpole.Finance   
Telegram     : https://t.me/TadpoleFinanceChannel 
Email           : William@tadpole.finance 
Twitter         : @Tadpolefinance 
More Info    : https://tadpole-finance.github.io/faq.html