カナダ、トロント、2024年7月11日、Chainwire--トークン資産のマーケットプレイス「INX」は、 NVDA(NVIDIA Corp) 株をINXのプラットフォームに上場したことを発表した。INXは「セキュリティトークン」と「トークン化されたRWA」(Real World Assets:リアルワールドアセット)を扱う、認可済みのマーケットプレイス。トークン化されたNVIDIA株は「bNVDA」と名づけられ、NVIDIA株の現物により1対1で担保される。Backedとの提携により、イーサリアムネットワーク上で発行されている。この取り組みの主眼は、米国国内の適格投資家以外にも、NVIDIA株保有の門戸を開くことにある。従来の金融資産とデジタル取引の橋渡しをすることで、RWA市場における記念碑的なプロジェクトとなるだろう。

「未来の投資」が到来

今回の取引開始は、従来の金融資産へのアクセスの民主化に向けた、まさしく歴史的な一歩である。24時間365日の流動性とデジタル資産スペースへのアクセス性が、シームレスに統合される。その恩恵は日本を含むアジア市場の投資家にももたらされる。日本人もまた、米国の適格投資家ではないからだ。bNVDAにより、従来の株式市場の時間外に、まるでありふれた仮想通貨を売買するかのように、簡単かつ迅速にNVDA株を取引し、手持ちの仮想通貨によって口座に資金を入金することができる。このような自己管理型証券は、トレーダーに新しい可能性を開くだろう。 

bNVDAの保有者は、口座管理契約に基づいて、認定カストディアンが保管している、担保のNVIDIA株の払戻しを請求することができる。特筆すべきは、NVDAの配当を含む、すべての株主の権利を得られることだ。

INXのCEOであるシャイ・ダティカ(Shy Datika)氏は、「わが社のプラットフォームでトークン化証券の上場を実現できたことは非常に誇らしい」と述べ、「bNVDAの上場は、RWAトークンの取引を可能にするという、当社のロードマップにおける重要なマイルストーンを意味する。我々こそが、トークン化資産市場のアクセス性と効率性を向上させ、グローバル金融の新時代を切り開くと約束しよう」

INXは、トークン化資産のオールインワン・マーケットプレイスである。仮想通貨、法定通貨、セキュリティトークンを統合したプラットフォームを提供する。トレーダー、とりわけアジアの金融ハブに居住するトレーダーにとっては、bNVDAを24時間365日取引することができ、端株も所有することができるINXの恩恵は計り知れないだろう。

トークン化された株式の取引の特徴

  • セルフカストディ(自己保管):ユーザーは、証券をユーザー自前のウォレットで直接保管する。
  • 24時間365日取引:従来の市場時間に制限されず、いつでもどこでも取引を行うことができる。これは、アジアなどの異なるタイムゾーンに居住する投資家にとっては特に有益である。
  • 株主の権利:配当請求権をはじめとする株式から得られる権利をもれなく享受することができる。
  • ERC-20互換性:ローンの担保や流動性プールなど、さまざまなDeFiアプリケーションにおいて、トークン化された株式の利点をフルに活用することができる。
  • ブロックチェーンセキュリティ:ブロックチェーンテクノロジーならではのセキュリティと透明性をもつ。
  • アクセス:主要なアジア市場を含む複数の地域において、米国の適格投資家以外も利用することができる。
  • オンチェーンですべてが完結:仮想通貨または法定通貨でアカウントに資金を提供し、トークン化された株式に直接投資を行なうことができる。

bNVDAを取引するには、投資家はINXプラットフォームでアカウントを作成し、必要な認証プロセスを行なうだけでよい。

INXについて

INXは、ブロックチェーンネットワーク上において、あらゆるものをトークン化する企業である。セキュリティトークンとトークン化された資産を取引するための、革新的かつ当局の規制をクリアしたマーケットプレイスを提供し、法定通貨と仮想通貨の両方に対応する。ビジネス、金融、テクノロジーの分野で経験豊富かつ献身的な開発チームが率いるINXは、「ブロックチェーン技術と規制遵守のアプローチを通じて、資本市場を再定義する」というビジョンを共有している。

LinkedIn: INX Digital Company
X / Twitter: @INX_Group
Website: INX

連絡先
Silbert(シルベール)
Alan(アラン)
The INX Digital Company, Inc.
investorrelations@inx.co