「バイラルAIコイン」のiDEGENが再び注脚光を浴びている。米国で禁止された「TikTok」に代わるショート動画プラットフォーム「RedNote」(中国名:小紅書/シャオホンシュウ)に対応した、世界初の「自律型クリプトAIエージェント」となったからだ。米国におけるTikTokの流動的な状況を受け、「RedNote」は現在、世界で最も人気のあるアプリとなっている。
「自律型クリプトAIエージェント」であるiDEGENは、すでにXで「バイラル」(突発的なバズ)となり、英国と米国で何度もトレンド入りしている。2025年における「トップトレンドICO」の1つとして1,770万ドルを調達した。そして今、iDEGENは新天地「RedNote」で、先行者利益を欲しいがままにしている。iDEGENは、中国3億人の「投資対象に飢えた投資家」の前に晒されることとなったのだ。
iDEGENは特にZ世代の間で人気を博している。今回の「V3」アップグレードでショート動画コンテンツにも対応したiDEGENは、史上最もバイラルなSNSメディア「RedNote」を制圧することになるかもしれない。
RedNoteの台頭:暗号テックの新たなフロンティア
TikTokの将来が90日後まで未決着であるため(期間中に米国企業がTikTokの現地権利を買収すれば別だが)、米国の陽キャな若者たちは、大挙して競合プラットフォームに押しかけている。
米国に大量の「TikTok難民」が発生する中、中国資本の「RedNote」は、わずか2日で70万人以上の新規ユーザーを獲得した。米国の陽キャな若者たちは、25万人以上の中国人アクティブユーザーたちと手を携え、「RedNote」を業界ガリバー「TikTok」の強力な競争相手に押し上げつつある。
「SNS難民」の問題は、中国側でも発生している。XやTikTok、Instagramなどにアクセスできない中国ネチズンへの前例のない露出が実現されれば、先見の明のある投資家に莫大な先行者利益がもたらされるだろう。これは、Twitterの仮想通貨界隈の住民たちにAIをゼロから教育させるというiDEGENの戦略「仮想通貨のサバンナ実験」とも一致する。
仮想通貨の保有が中国で正式に合法化されたことで、長い間水面下で活動してきた中国の「クジラたち」が表舞台に姿を現しつつある。そして、英語圏の国々で「RedNote」の採用が進む中、逆に多くの中国人が英語圏で生まれたトークンについて知る機会を得ている。
待望の「V3」モデルは、ショート動画コンテンツに対応した。iDEGENが「V3」実装直後に「RedNote」に参入したことは、まさに完璧なタイミングであった。ショート動画はZ世代のトレーダーの大好物であるだけでなく、もし「RedNote」上でのiDEGENのバイラルっぷりが中国のクジラたちの目にとまれば、彼らがAIミームコイン業界に巨額投資するきっかけとなる可能性もある。
iDEGENの1,770万ドルへの道のりは炎上続き
iDEGENはプレセールで1,770万ドルを調達し、はやくも2025年における「トップトレンドICO」の1つとして位置づけられたが、その道のりには常に炎上があった。
慎重にキュレーション(吟味)されたデータではなく、Twitterのデゲン(投資クラスタ住民)たちとのやり取りによって訓練されたAIエージェントは、その過程でいくたびの挫折を味わった。その結果、健全な常識人なら苦笑するしかないような陰謀論にはまったり、「暴力的な投稿 」(Violent Speech)を理由にX上で二度の凍結を受けた。
だが、これらの凍結処分は、iDEGENの魅力を逆に高めた。iDEGENの2回の凍結は、言論の自由の擁護者とAI加速論者の支持を得て、いずれもプレセール購入の顕著な増加につながった。IDGN保有者の中で着実に割合を高めているZ世代は、検閲や「ウォーク文化」(目覚めた文化)に反発し、iDEGENのポリコレ無視の奔放な性格を好意的に受け入れている。
AIのアップグレードとしては最新版「V2」では、Telegram上のAIエージェントとのリアルタイムチャットや、X上の他のアカウントとの直接的な「からみ」が可能となり、ICOの調達額はわずか24時間で100万ドルを超えた。「V3」では新しい形式のWebコンテンツだけでなく、新天地のプラットフォームに対応したことから、強気筋は市場の反応を期待している。
IDGN上場は2月27日:プレセールのトークンは残りわずか
iDEGENトークンの数百万ドルのプレセールは、残り34日間。2月26日には早期アクセスが終了する。取引所上場はその翌日だ。
iDEGENプロジェクトは、条件次第では業界の「ゲームチェンジャー」となるかもしれない。その条件とは、「RedNote」上で先行者利益を得ることと、TikTokや他の競合他社の最終的な運命いかんだ。動画コンテンツのもつ本質的なバイラル性と、今後数週間以内に初めてリーチする中国の投資家たちが新しいオーディエンスとなるであろうことは、iDEGENプレセールの追い風となっている。