本日、史上初の仮想通貨証券取引所であるAnyCryptoStockがローンチされた。これは分散型のクロスチェーン取引所で、ブロックチェーンを利用することで高速且つ安全なトランザクションを実現している。

AnyCryptoStockは既に運用を開始しており、クリプトストックファンデーション(Crypto Stock Foundation)が発行した仮想通貨証券をUSxDステーブルコインとのペアで取引することが可能だ。

仮想通貨証券は主要な公開企業の株式を表すERC-20トークンであり、このAnyCryptoStockではとうとうグーグルやアマゾン、アップル、テスラといった企業の株式を仮想通貨で購入することができるようになったのだ。

AnyCryptoStockは、「プロの投資家から貯蓄目的の小口投資家まで、すべての人に適した新たな金融商品を提供する」というクリプトストックファンデーションの理念を全面的に受け入れ、仮想通貨業界と従来からの金融市場の橋渡しをしている。

さらにこの理念を体現すべく、わずか数秒でトランザクションの検証を実行するなど迅速かつ使いやすい取引サービスを24時間年中無休で提供している。

ユーザーは申込を行い、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)を入金してUSxDと交換し、仮想通貨証券の取引を開始するだけだ。仮想通貨株式を一株まるまる購入することも、その一部のみを購入することも可能であるため、AnyCryptoStockは自らをブロックチェーンに似た「民主的」な存在であると説明している。

なお、購入したUSxDと仮想通貨証券は、ERC-20規格をサポートする任意のウォレットに保管することができる。

また、AnyCryptoStockは、ユーザーとそのセキュリティを最優先に考えている。分散型であるため、プラットフォームはサービスに申し込んだユーザーのデータを収集したり保存したりすることはなく、メンバーの資金、シード、パスワード、その他の認証情報を保持することもない。これにより、攻撃や盗難のリスクからシステムとユーザーを保護している。

「私たちは、仮想通貨証券が投資の未来になると信じています 」とAnyCryptoStockの開発チームは断言。「これまで、従来からの金融の世界は一部のトレーダーや投資家だけのものでした。その代わりに、AnyCryptoStockは仲介者を排除し、投資予算に関係なく誰でもグーグル、フェイスブック、ネットフリックスなどの株を取引できるようにしました。今後クリプトストックファンデーションがより多くの仮想通貨株式を発行し、それらを私たちが上場させることでユーザーに提供できるようにするのが楽しみです。」

AnyCryptoStockについて

AnyCryptoStockはユーザーから一切の情報を収集しないことをうたっている分散型取引所で、トランザクションは特殊なコンセンサスの仕組みを実装したブロックチェーンにより数秒で検証される。ユーザーによって入金された資金にアクセスできるのはユーザー本人だけとなっている。

なお、AnyCryptoStockのサービスはアメリカ合衆国では利用できない。

より詳細な情報はこちらから:https://www.anycryptostock.com/