Web3の進化をテーマに、分散型金融(DeFi)と自律型AIエージェントの未来を探る国際カンファレンス「DefaiCon Istanbul」が、6月26日にトルコ・イスタンブールで開催される。会場はヒルトン・イスタンブール・ボモンティ・ホテル&カンファレンスセンターで、同地で行われる「イスタンブール・ブロックチェーン・ウィーク(IBW)」の中核イベントとして実施される。

主催は、仮想通貨業界の広報・イベントエージェンシーであるEAKデジタル。2025年初頭にドバイで開催された「DefaiCon Dubai」が成功を収めたことを受け、同イベントの第2弾として開催される。今回はHey AnonおよびWAGMIの最高経営責任者(CEO)であるダニエレ・セスタ氏が中心人物となる。

DefaiCon Istanbulは、DeFiと自律型AIエージェントの融合という「エージェント経済」の中核をなすテーマを深掘りする。知能を持つエージェントネットワークや次世代DeFiプロトコルが、金融、取引、ガバナンス、オンチェーン意思決定のあり方を根底から変えつつある。

イベントでは、プログラム可能な金融、AIによる自律的資本運用、インテリジェントな調整メカニズムといったトピックが取り上げられ、分散型金融とAIの最前線に立つ創業者、開発者、投資家が一堂に会する。

EAKデジタルおよびIBWの創設者であるエルハン・コルハリレル氏は、開催発表に際し次のように語った。

「ドバイでの初開催を経て、今回はエージェント経済の台頭、自律型エージェントの群化、AIエージェントがオンチェーンの革新に果たす役割の拡大を取り上げる」

「世界でも有数の仮想通貨取引量を誇るトルコにおいて、イスタンブールは次なるイノベーターや思索家、投資家を鼓舞する場として最適だ」

DefaiCon Istanbulは、DeFi開発者、トレーダー、AI研究者、Web3起業家、投資家に向けて、分散型知能の未来を展望する最前列の機会を提供する。パネルディスカッション、業界リーダーによる基調講演、ライブデモ、開発者向けワークショップ、限定ネットワーキングなどが予定されている。

前回ドバイ開催時には3000人超が参加。DeFiとAIエージェント分野における新製品発表や技術披露の場として急速に存在感を強めた。バーチャルズ・プロトコル、ElizaOS、Vader AI、Cookie3などの主要プロジェクトが登壇し、注目を集めた。

主な発表には、モクシーによる自律型トレーディングエージェント「Senpi」や、オアシスの非信託型AIエージェント「WT3」があり、BrevisのZKコプロセッサーやDappRadarの「HiveMind」のデモも披露された。

今回の開催は、AI駆動の金融と自律エージェントへの関心と投資がブロックチェーン業界で高まっていることを背景とする。

DefaiCon Istanbulは、IBWのチケット保有者のみが参加可能参加登録はイベント管理プラットフォーム「Lu.ma」で受け付けている。

ドバイ開催時のDefaiConの様子を収めたハイライト動画は、こちらから視聴できる。

EAKデジタルについて

EAKデジタルは、グローバルなWeb3マーケティング、広報、イベントエージェンシーであり、ブロックチェーン・仮想通貨プロジェクトの可視性と成功を支援している。オーダーメイドのマーケティング戦略、影響力あるPRキャンペーン、業界をリードするイベント運営を得意とし、IBWなど国際的イベントの企画も手がける。40名超の専門チームが世界各地に展開し、クライアントのグローバル展開を支援している。

イスタンブール・ブロックチェーン・ウィーク(IBW)について

IBWは、世界の仮想通貨コミュニティが集結する年間最大級のWeb3イベント。DefaiCon、IstanHack、RWAビルダーサミットなどの主催イベントを通じて、金融の未来や現実資産のトークン化などを深掘りする。高密度のパネルセッションや大型発表、VIPヨットパーティー、世界初のAIエージェント・ミュージックフェスティバルまで多彩な催しが行われる。Web3の転換点を担う場として注目されている。