ビットコイン保有企業ナカモトの最高経営責任者(CEO)、デービッド・ベイリー氏によれば、2人の巨大クジラ(大口保有者)の売却が完了するまでは、ビットコインが15万ドルに到達することはないという。
「今すぐ15万ドルに達していない唯一の理由は、2人の巨大クジラの存在だ」とベイリー氏は火曜日、Xに投稿した。
「彼らが退場すれば(1人はすでに完了、もう1人は半分)、あとは上昇するだけだ」とも述べた。
15万ドルは現水準から36%上昇
コインマーケットキャップによると、ビットコイン(BTC)が15万ドルに到達すれば、現在の11万240ドルから約36%の上昇を意味する。
クジラとは、多額のビットコインを保有する個人または組織のことであり、その売買動向は市場に大きな影響を与える。クジラによる売却懸念が投資家心理を冷やすため、多くの市場参加者が彼らの動きを注視している。
直近でも複数の大型クジラの取引がビットコイン市場を揺るがしている。
8月24日には、あるクジラが2万4000BTC(約27億ドル相当)を売却し、ビットコイン市場にフラッシュクラッシュを引き起こした。QCPによると、この暴落でレバレッジポジション約5億ドルが数分で清算された。
年内に15万ドル超を予想する声も
8月21日には、5年以上ビットコインを保有していたクジラが資金をイーサリアム(ETH)へ移し、分散型取引所ハイパーリキッドを通じて40億ドル相当のビットコインを売却した。
こうした動きから仮想通貨市場のセンチメントは揺れ動き、恐怖強欲指数は土曜日に「恐怖」水準まで低下。その後「恐怖」と「中立」を行き来し、火曜日には「中立」の49を記録した。
カナリー・キャピタルのCEO、スティーブン・マクルーグ氏は、来年の弱気市場入り前にビットコインが14万ドルから15万ドルのレンジに達する可能性が50%を超えると述べている。
一方で、年内に15万ドルをさらに上回るとの予測も出ている。
ギャラクシー・デジタルのリサーチ責任者、アレックス・ソーン氏は2024年12月、2025年末までにビットコインが15万ドルから18万ドルに達すると予測した。
さらに、ビットメックス共同創業者のアーサー・ヘイズ氏とファンドストラット共同創業者のトム・リー氏は、ビットコインが2025年末までに25万ドルに到達するとの見方を示している。
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