ロンドン、7月18日——仮想通貨マイニングプラットフォームのクドーマイナーが、本日付でビームとの提携を発表した。ビームはスケーラブルかつ匿名性の高いブロックチェーンプロトコルおよび仮想通貨で、ミンブルウィンブルプロトコルを下敷きにしている。今回の提携でクドー社のソフトウェアを使用しているマイナーは、ビームコインを直接採掘・保持することが可能になる。

ビームはクドーマイナーに追加された最新の仮想通貨となる。クドーユーザーのコミュニティで、どの仮想通貨を追加すべきか投票システムを使って採決したところ、ビームが選ばれた。ユーザーの間では、ビームはスケーラブルかつ匿名性の高いプライバシーコインであるという評価が高まりつつあり、今回の決定にもそれが反映されている。

マイナーは今後、ビームを直接採掘し保持することが可能となる。ビームの追加は画期的で、マイナーは高収益が期待できる最新の潮流に乗り遅れることなく、利益を追求することができる。マイナーにとってはコイン採掘で収益を上げる選択肢がさらに多様化することになるが、これはクドー社独自の収益アルゴリズムがさらに多くのコインに対応し、収益拡大の機会が増えているからだ。

クドーマイナーのマット・ホーキンズCEOは次のように述べた。「ビームは多大な可能性を秘めたプロジェクトだ。コミュニティの人気が高く、採掘による収益性も高いとなれば、弊社マイニングプラットフォームに追加するのに最適なコインだ。弊社マイニングソフトウェアを使ったビーム採掘でユーザーが最大限の利益を上げられるよう、ビーム社チームと直接的に連携して行きたい」

「また今回の提携により、仮想通貨採掘ソフトウェアのメーカーとして業界最高の評価と地位を確固たるものにできる。ビームは現在、ユーザーが最も採掘したがっているコインであり、市場に流通している仮想通貨の中で最も刺激的な存在となっている。それを弊社のプラットフォームに追加することができ光栄だ」

ビーム社のベニ・イサンベールCMOは次のようにコメントした。「マイニングはビームネットワークのセキュリティーにとって重要な要素であり、ビームのマイナーが弊社にとって最も近しいパートナーであることを保証するものでもある。クドーマイナー社と密接に協力し、その大規模コミュニティと弊社プロジェクトを共有できるのは光栄だ。今後も継続してクドーマイナーのチームと連携を深めていきたい」

現在、クドーマイナー0.19.7のインストーラー版がWindows、Linux、macOS対応でリリースされている。また新登場のCudoOS版のIMGファイルもダウンロードできる。このバージョンではリモート管理機能が利用できる。アプリケーションのコンソールから、登録したあらゆるデバイスを制御・管理することが可能となる。またデバイス毎の作動状況(温度、メモリー、稼働状況、電力消費、ファン回転速度、グラフィックス作動クロック、メモリー作動クロック)を確認できるほか、コイン別の収益チャートを表示することもできる。

ユーザーはhttp://bit.ly/CudoMinerBeamにアクセスしクドーマイナープラットフォームをダウンロードすれば、すぐにビームの採掘に取りかかれる。


クドーマイナーについて

クドーマイナーは仮想通貨採掘用のマイニングアプリケーションで、CPUマイニングとGPUマイニングを自動で行う。効率と収益の最大化を目的に複数のアルゴリズムを活用している。Windows、Linux、Mac OSに対応し、CudoOS ISOから起動してスタンドアロン型で実行することもできる。カジュアルユーザーにはマイニングを手軽に行える手段を提供し、採掘リグを使うユーザー用には、オペレーションの管理を行う豊富な機能を取り揃えている。

姉妹製品のクドードネートは慈善事業への寄付を行うための革新的プラットフォームとなっている。待機状態のコンピューターを有効利用する、慈善組織にとっては画期的な寄付金確保システムだ。

クドーマイナー社はクドーベンチャーズ社の子会社として2017年に英国で創設された。創設者は収益化アプリと分散コンピューティングの専門家マット・ホーキンズだ。クドーベンチャーズのソフトウェアアプリケーションを使って、ユーザーは手持ちのハードウェアを収益化できる。クドーベンチャーズの有するディスラプティブなテクノロジーを生かした事業だ。コンピューティングが環境に与える影響を緩和するために、自社のインフラストラクチャーやクドーベンチャーズ社の事業全体から発生する二酸化炭素をカーボンオフセットを使って相殺している。

ビームについて

ビームはスケーラブルかつ匿名性の高い仮想通貨で、分散化された非許可型ブロックチェーンを実現するためにミンブルウィンブルプロトコルを活用する。ビームには供給量制限のための半減期が設定されており、ネットワークのセキュリティーを確保するためにプルーフオブワーク・マイニングを使う。

ブロックチェーンにいかなるアドレス情報も保存せず、取引をデフォルトで匿名にすることで、ビームはそのコンパクトな設計思想を通じて、ユーザーに自己のプライバシー情報を管理する手段を提供する。ビームの長期目標は完全な匿名性とオプトイン型コンプライアンスとを完備した仮想通貨を作成し、企業でも個人でもプライバシーを危険にさらすことなくそれを利用できるようにすることだ。