デジタル通貨の市場は新規の金融市場として成長し続けてきた。その一般への普及において先導的な役割を担っているのが仮想通貨取引所だ。HBTC取引所はそうした注目を集める取引所のうちのひとつで、過去2年に渡りその技術力を活かして数々のチャレンジを突破し、この業界において期待抜群の成果を残してきた。

ゲストの紹介

巨建華(James Ju):HBTC創業者。フォビグローバルのCTOを務めた後、X Financialにて技術担当副社長に就任。在任中、X Financial (XYF)はニューヨーク証券取引所への上場を果たす。2018年にBHEX(ブランド名をリニューアルし、現HBTC取引所)を創業し、エンジェルラウンドでは1500万米ドルを調達した。

モデレーター:コインテレグラフチャイナ所属クッキー・タン(Cookie Tang)

国際レビューメンバー:

上記3名がBluehelix Cloud、HBTC取引所HBTCパブリックチェーン(HBTC Chain)というHBTCの3つの主力製品を厳格にレビューし、同社のパブリックチェーン技術である新たな10倍PE定価買い戻しモデルについて深い議論を行った。

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ハイライト

  1. ブロックチェーンはP2Pと暗号化技術を軸にした分散型台帳システムであり、経済的なインセンティブによって成り立つ合意形成メカニズムを利用している。暗号化と合意形成によって個人や団体間の信頼を実現するよう設計されている。ブロックチェーン自体は目新しい技術ではないが、既存の成熟した技術を組み合わせ、革新的に利用したものだと言える。
  2. 真のクロスチェーンを実現するのは困難だが、パブリックチェーンにおける資産の分散型クロスチェーンフラッシュ交換の実現は現実的。HBTC Chainは暗号化とMPCをベースに分散型キー生成と署名技術を革新し、DPoSコンセンサスやオープンソースTerdermintを基に設計されており、暗号化技術を用いることで全く異なる仕組みを導入している。HBTC ChainのテストネットはGitHubに置かれており、その最も魅力的な機能はクロスチェーン担保資産の発行と分散型フラッシュ交換だ。
  3. Bluehelix Cloud SaaSは230を超える世界中の顧客にサービスを提供。1000万を超えるユーザー数を誇り、数万に及ぶ資産の取引を支えている。
  4. Bluehelix Cloudの顧客はデータをAWSに保存できるほか、「ハイブリッド・クラウド」形式で独自のデータベースを用いることも可能。顧客のユーザーデータはサービス事業者であるHBTCから完全に分離することができる。
  5. HBTCの取引システムはスループットと安定性の確保に力を注いでおり、取引処理時の遅延はその最も重要な設計指標となっている。3か月前にリリースしたプロジェクト、「CONE」は次世代型の低レイテンシ高機能取引システムを実現するためのものだ。例えると、このプロジェクトは『三体』における「水滴」に相当する。(注:「三体」は劉慈欣による長編SF小説。「水滴」は同小説内の世界で異星人が地球に送り込んだ探知機)取引の端末相互間で1マイクロ秒以内の低レイテンシを実現し、大容量の安定供給とスケーラビリティを維持、現状の暗号デリバティブ市場を大幅に改善するだろう。
  6. 最も投資価値のあった資産のひとつがBNBやHTのようなプラットフォームトークンだ。しかし、買い戻しのスキームについては多くの論争が巻き起こっている。HBCはセミトークナイゼーションのオペレーションモデルを基盤としながら、そこに改良を加えることで資本・トークン間の利害の対立を解消し、トークナイゼーションの強みを最大限に発揮している。
  7. HBTCが打ち出した新たな10倍PE定価買い戻しモデルでは、プラットフォーム収益の100%を日々の資金の買い戻しに投入する。そして買い戻しの定価は10倍PEによって算出される。これにより、トークン保有者の権利や利益はプラットフォームトークンに反映され、結果、トークン価格を支えるために効果的に使われたプラットフォームの収益は、株主とトークン保有者間の利益相反を解消することができる。
  8. トークン保有者の役割は「消費者」から「消費者+プロデューサー」へと変化した。トークンの経済モデルにおける最も大きな課題は如何にしてユーザーにトークンの価値とルールを理解させ、如何にしてトークン保有者を継続的に動機づけつつプラットフォーム上で取引を行わせるかという点だ。さらに、トークン保有者コミュニティからどのように評価と支持を得るかという点もある。
  9. HBTCではHBTC Captainがコミュニティの形成に大きく寄与する代わりにBluehelix Cloudソリューションを無料で使用できるなどの特権を享受できる。同時に、HBTC Captainには堅固なガバナンスシステムがあり、応募基準や監査基準、キャプテンのステータス、そしてオプトアウト・メカニズムなどがその一部だ。
  10. 歴史は繰り返す。半減期の繰り返しにより短期でみた通貨の価格は大きく変動する。しかしいずれは良い市場機会が訪れる。「今回の半減期だけが例外」ということはありえない。
  11. 各国の中央銀行が経済を救うために通貨の流動性拡充に動けば、フィアット通貨価値の下落を招くことになる。それ故に、投資家らは供給量が一定のビットコインをより一層、こぞって持ちたがるだろう。
  12. 現在、フィアット通貨を支える法定デジタル通貨とステーブルデジタル通貨は従来の金融界と暗号資産とを繋ぐ重要な架け橋となっている。またそれは重要な戦略指標でもある、国境を越えた新時代の貿易決済システムの礎となるだろう。

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