ブロックショーがアジアのブロックチェーン市場にコンセンサスを築く

ブロックチェーンにとって極めて重要だった1年も終わりに近づく中で、表面化する問題の数は毎週増え続けている。1年を締めくくる画期的なイベント、ブロックショーのアジア・ブロックチェーン・ウィークにおいて、この技術がまさに向かおうとしている場所について新たなコンセンサスを得るために、フィンテック分野全般からビジネスリーダーたちが集結する。シンガポールのマリーナベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで11月27日~12月1日に開催されるこのイベントは、これまで開催された中で最も重要なブロックチェーン・カンファレンスの1つとして注目を浴びるだろう。イベントでは、草の根から国際的な政府まで、この技術とその応用に関するあらゆる側面が取り上げられる。参加者全員にとって何かが得られるアジア・ブロックチェーン・ウィークは、同分野過去最大のイベントの1つとなるはずだ。

2日間にわたって展開される主要アトラクションには、盛りだくさんの講演、ネットワーク形成イベント、展示会、およびパネルディスカッションが用意されているが、その他にも多くのイベントが、アジア・ブロックチェーン・ウィーク中にマリーナベイ周辺エリアで行われる。カンファレンス初日(11月27日)には、エネルギー分野における重要なブロックチェーンの応用として注目を集めるようになった「ブロックチェーン2エネルギー・アジア」が初めて開催される。同イベントは、今後も引き続きブロックショーの親密なパートナーの1つとなる。エネルギーと分散型台帳技術に関して幅広い議論が行われるこのイベントは、ブロックチェーンの視点からエネルギー業界の未来を考える最も重要な検証の1つとなる。

ブロックショーの次の2日間は、シンガポール社会科学大学(SUSS)とシンガポール法曹協会が、スマートコントラクトとICOの上場、およびそれらの規制、信頼性のある分配、技術集中に関する規制について議論を提起する。この議論は間違いなく、同分野における政府の協力に対し基準を設けることになるだろう。同分野に残された余地は限られており、政府は迅速に行動しなければならない。ブロックショーのパートナーであるロングハッシュも、アジア・ブロックチェーン・ウィーク最終日に丸一日のイベントを開催し、カンファレンスの常連に対し最後のミーティングのチャンスと、現実に行われているブロックチェーンの使用事例に注目する機会を提供する。


ブロックショーとは?

16年に初めて単独のイベントを開催したブロックショーは、今では毎年複数のイベントを主催するようになった。その間、世界中のイノベーションの主な中心地を対象に、アメリカ、ヨーロッパ、およびアジアの主要な技術的ハブ地域において専門的なカンファレンスを開催してきた歴史を持つ。今年もすでに、ドイツのベルリンで開催されたヨーロッパ・ブロックショーと、米国のラスベガスで開催されたアメリカ・ブロックショーに、数千人のブロックチェーン投資家、エンジニア、ファン、起業家が参加している。ブロックショーはウィキペディアのジミー・ウェールズ創業者、オバマ政権で広報担当のトップを務めたヨハンナ・マスカ氏、テッククランチのマイク・ブッチャー編集長など、世界中の有力者からの関心を常に集め続け、ブロックチェーンと幅広い世界との間のギャップを埋めている。アジア・ブロックチェーン・ウィークはこれまでのどのブロックショーよりも多くの出席者を集め、この革命的な技術の未来について数千人もの人々の間に議論を生み出すだろう。

ブロックチェーン・カンファレンスで実際に行われるのは、概念上の技術を社会的な相互作用と結びつけることである。重要なのは「ブロック」と「ショー」を区別することである。それぞれに対して個別に取り組んだ後に1つにまとめることで、実際に運営しなければならない現実世界の環境において、その2つを評価するコンセンサスを得ることができる。それがブロックショーの用いているモデルだ。ブロックチェーンとAIの融合など技術中心の話題や、ブロックチェーンを引き継ごうとしている政府の政治的ニュアンスへの対処などに関する掘り下げた議論をする場合、時間を作って1ヶ所に集まり、それらの話題を個人的な議論へと分解し、人間性と高いレベルの抽象的概念を融合させる必要があるのだ。専門用語が手に余るようになった時のために、会場内には出席者が訪れることのできるアートギャラリーが用意されている。ここではブテリン氏の署名のある600万ドルのクリプトマザーなど、世界中で評判の高い仮想通貨関連アートをいくつか見ることができる。

18年最後のイベントとなるこのカンファレンスは、他のどのイベントとも異なるものとなる。仮想通貨やビジネスの世界で最も有名な人たちの代表者を集め、コインマーケットキャップ、ロングハッシュ、ツリーコイン、ミスリル、コネクトーム、クオンタ、Vビット、SFA、アクセス、ブロックチェーンI、ホエールブロックなど多くの最有力組織と提携するだけではなく、ボビー・リー氏、トーン・ベイズ氏、マーク・ミューラー・エバースタイン氏、デビッド・リー教授、ベン・ゴアールツル博士、テッド・リン氏、ジェイソン・スー氏、マイケル・グー氏、トーマス・リー氏、ジャスティン・チョウ氏、ジェハン・チュー氏、マーチン・リム氏など、さまざまな組織、企業、政治家、投資家、思想的指導者を代表する60名を超える世界的な著名人の講演を聞く機会にもなる。この秋のショーでは、世界初の試みとしてライブ配信番組「EXP20」も放送される。この番組では、スタートアップが実際に行うアピールの内容をそのまま見ることができる。集まった投資家の前に有望な企業10社が立ち、そのアイデアが投資に値することをベテランのベンチャーキャピタリストたちに説得するのだ。ブロックショー出席者は会場の第2ステージで全てを直接見ることもできるので、アピールするスタートアップはよりいっそう緊張するだろう。

参加すべき理由

ブロックチェーン・カンファレンスは徐々に技術から遠ざかり、代わりに派手さが重視される傾向にある。ブロックチェーンの目的は目立つことでもなければ、ランボルギーニを借りて人々を「一攫千金」の仕組みに引き込むことでもない。そのような傾向はコミュニティーに亀裂を引き起こすだけではなく、広く世界に軽薄さのメッセージを送ることにもなる。このようなイベントでは前面と中心に技術を置き、専門家や政治家を招いて、応用のあらゆるレベルで本質的な重要性について議論することが必要不可欠である。そのような理由からブロックショーは、混沌とした起業家たちの分野と、それよりずっと慎重な取り組みをする議員たちの分野の両方から、バランスよく代表者を選んでいる。また、その中間的な立場に立つ人たちからも、多くの代表者を集めた。

自らのアイデアを次のレベルに進めたいと考えているスタートアップは、ブロックショー・アジア以外に注目する必要はない。このイベントの企業参加者には割引料金が提供されるだけではなく、メイン展示ホールにブースを設置し、イベントを通して直接投資家にアプローチしたいスタートアップには、さらなる動機付けも存在する。出席者の中には12社以上の著名VCファンドが名を連ねているので、イベント中に次の資金的支援を呼び込んだり、貴重な助言を得たりする、完璧な機会となる可能性があるのだ。参加ファンドの中には、JRRクリプト、ソラ・ベンチャーズ、BCIファンド、ブロックチェーンI、ルーンXベンチャーズ、トライブ、DYORキャピタル、ロック・エクスパンション、プルータスVC、ゼニス・ベンチャーズ、ZEOSキャピタル、ブロックチェーン・ファウンダーズ・ファンド、フオビ・ラボ、QCPキャピタル、フェンブシ・キャピタル、GBICが含まれている。

本格的な技術としてのブロックチェーンを強調することに重点を置くのと同時に、ビジネスから離れ、ダンスフロアでリラックスして過ごすための機会も豊富に用意される。一方、象徴的なマリーナベイ・サンズ会場とその周辺エリアの到るところで、スタートアップたちの夜会や親睦会、即興の祝賀会などが開催される予定だ。このイベントは、出席者の間でより多くの個人的な関係を築き、この新たな技術の動きの最前線に立つ人々と交流するチャンスとなるだろう。まだチケットを手に入れていないのなら、残された時間はあとわずかだ。イベントまでほんの数日しかない。これが18年で最も重要なブロックチェーン・ショーに参加する最後のチャンスである。