現在、NASDAQ、S&P500、ビットコインは猛烈な下げ圧力にさらされているが、そのさなか、ビットコインの非公式ミームチェーンである「Bitcoin Pepe」は、プレセールで630万ドルを調達した。

トレーダー達は、政財界でトランプ関税という「破壊の鉄球」(Wrecking Ball)が振り回されている今も、裁定による超過リターン獲得のチャンスを探し続けている。仮想通貨ネイティブのプロジェクトは、伝統的な金融市場の混乱からは距離をおいているためか、逃避先としてのBPEP(Bitcoin Pepe)の需要増加につながっている。

インフラ投資は、この業界における一貫したテーマだ。現在、トレーダー達は ミーム特化型のインフラに関心を向けている。Bitcoin Pepeは、BTCを単なる価値保蔵を目的としたチェーンではなく、より活発でダイナミックな、ミームベースのエコノミーへと変革することを目指している。

BTCが下落する中、Bitcoin Pepeはひっそりと630万ドルを調達

Bitcoin Pepeは、世界初のミーム系ビットコインLayer 2を構築するため、プレセールで目覚ましい金額を調達した。プロジェクトのホワイトペーパーでは、「Solana on Bitcoin」構想がぶち上げられている。

その基本コンセプトは、L2の戦略を、イーサリアムではなくビットコインに移すというものだ。ビットコインはより強力なセキュリティ保証を提供し、仮想通貨界で最大の埋蔵金プールを解放してくれるだろう。

ミームへの投機的な関心を、仮想通貨界 最古のネットワークに向けることは、ビットコインの役割を、「ブーマー・チェーン」(ベビーブーマー世代の=時代遅れの)から、「オンチェーンアクティビティの最前線」へと押し出す可能性がある。実際、Bitcoin Pepeは、L2そのものだけでなく、プロダクトの持つ「ネイティブDEX」「新しいトークン規格」「ネイティブブリッジ」といった特長を駆使して、大化けすることを目指している。

BPEPの技術的優位性

ビットコインは、残念ながらトークン化の分野においては、いまだ大きな成功を見ていない。OrdinalsやBRC-20などの取り組みが登場しているものの、ユーザーエクスペリエンスは理想からはほど遠いのが現状だ。

一方、Bitcoin Pepe L2は、ユーザーがビットコインのセキュリティの恩恵を受けることをがっちり保証する。すべてのトランザクションは最終的にBTCブロックチェーン上で決済される。そして、EVM互換レイヤーは、「新しいアセット」「PEP-20トークン」「ビットコインDeFi」を初めて可能にしてくれる。

PEP-20トークン規格は、Bitcoin Pepeの重要な構成要素である。ビットコインに、アセット発行から得られる恩恵をもたらす可能性を秘めている。実際、歴史的にみてアセット発行こそは、レイヤー1アセットの最も重要な成長要因であった。

ERC-20規格は、DeFi Summerにおけるイーサリアムの台頭の原動力だったし、SolanaのSPOL規格は、2024年のミームコインブームを支えた重要な要素であった。

Bitcoinは、Bitcoin Pepeが登場するまで、Solanaに匹敵するフレームワークを欠いていた。だが、今はちがう。L2の導入により、参加者は新しいアセットを「最小限のコスト」かつ「高いスループット」で取引し、「強力なセキュリティ」の恩恵を受けることができるようになった。

BPEPが他のアルトコインを圧倒する理由

仮想通貨市場の低迷にもかかわらず630万ドルを調達したBPEPのプレセール実績は、ミーム特化型インフラへの関心の高まりを浮き彫りにしている。合計21億トークンのうち、50%が現在進行中のプレセールに割り当てられている。プレセールは30段階あり、各ステージでは5%の価格調整が行われるしくみである。

BPEPは現在の価格は0.0295ドル。ビットコインが最近のボラティリティに直面しつつも依然として市場の中心的存在であり続ける中、BPEPはミームキャラが持つ強力なストーリー性に支えられている。ビットコインのドミナンスは着実に上昇しており、今年中に71%に達する可能性があると予測されている。

Bitcoin Pepeは、Solanaとビットコインの長所を融合させたフルスタックの実験であり、ビットコインの歴史に新しいページを書き加えることを目指している。BPEPはガストークンとして機能しており、「ミームコインインフラが今年後半の市場で重要な役割を果たす」という予想が実現するとすれば、アーリーアダプターのみが得られる超過利潤の丸取りのうまみが得られる可能性を秘めている。

Bitcoin Pepeの詳細については、公式サイトをご覧ください。