ここ数日で、ビットコイン(BTC)が優位性を失っており、代わりにイーサリアム(ETH)などのアルトコインへ資金が流れています。
そんな中で、投資家からの資金調達を加速させているのが、ビットコイン関連の新しい仮想通貨、Bitcoin Hyper($HYPER、ビットコインハイパー)です。
Bitcoin Hyperは、ビットコインの独自レイヤー2を開発しているミームコインですが、ビットコインをテーマにしたトレンド性と、スケーラビリティを向上させられる実用性が高く評価されています。
ビットコインは16万ドルを超えるか
7月14日に史上最高値(12万3,091ドル)を更新したビットコインは、一部の投資家の間で年内に16万ドルを突破するという予測が出ています。
ビットコインを支持する投資家の中には、25万ドルを超えると予測している人もいます。
悲観的な見方では、ビットコインが現在市場で優位性を低下させている状況(60%付近)が指摘されており、年内に7〜8万ドルまで下落するという予測がされています。
実際に、ビットコインが価格を下げる中でイーサリアムは価格を伸ばしており、過去1ヶ月では60%の上昇を記録しています。
他にも、リップル($XRP)・ソラナ($SOL)・テゾス($XTZ)・ウォール・ストリート・ぺぺ($WEPE)といったアルトコインがトレンドとなっており、今週月曜日には上位100のアルトコインのうち、半分以上となる57銘柄が、ビットコインを上回る上昇率を記録しています。
このことは、アルトコインシーズンの始まりを示すものとなっており、大きなリターンを狙う投資家たちは次に急成長する銘柄を模索しています。
仮想通貨の技術的限界、イーサリアム考案者が指摘
イーサリアムの考案者として知られるヴィタリック・ブテリン氏は、「ブロックチェーンは通常、スケーラビリティ・セキュリティ・分散型という3つのうち、2つしか最適化できず、全てを同時に実現することは不可能だ」と、仮想通貨の技術的限界を指摘しています。
そういった理論に対抗して、これまでビットコインが弱みとしていたスケーラビリティ面を改善し、セキュリティと分散型という2つの強みを引き継ごうとしているのがBitcoin Hyperです。
Bitcoin Hyperが現在開発しているレイヤー2は、ビットコインの基盤レイヤーに固定され、長所となる技術を引き継ぎながらも、ソラナのSVM(仮想マシン)を搭載して、高速かつ低コストな取引の実現を目指しています。
Bitcoin Hyper・レイヤー2の仕組み
ユーザーが保有するビットコインを、オンチェーン上でロックすると、Bitcoin Hyperのレイヤー2上で、同等の価値を持つラップドビットコインが生成されます。
このラップドビットコインは、スマートコントラクトやDeFi(分散型金融)アプリ、ステーキング、トークンのローンチなど、従来ビットコインが苦手としていた分野で、スムーズに使用できるようになっています。
また、レイヤー2で生成されたビットコインをバーン(焼却)すると、基盤レイヤーにロックされていた元のビットコインが解除され、受け取ることができます。
このようにBitcoin Hyperは、トップ仮想通貨として長年築き上げてきたビットコインの高度なセキュリティと分散型の特徴はそのままに、レイヤー2でスケーラビリティ部分を補強しています。
Bitcoin Hyperが400万ドル調達
Bitcoin Hyperは、レイヤー2を通じたその実用性の高さが評価されており、現在実施されている$HYPERのプレセールは、すでに400万ドルを超える資金調達に成功しています。
15日には、クジラ(大口投資家)による6万ドル相当の購入も確認されました。
$HYPERへの関心が急激に高まっている背景として、ビットコインの史上最高値更新・アルトコインシーズンの始まり・実用性を持つプロジェクトに対する投資家の関心があげられ、Bitcoin Hyperへの追い風となっています。
$HYPERトークンを保有することで、レイヤー2の開発に貢献できるだけでなく、ステーキング機能(現在233%の年利)などを通じて、保有資産を増加させることも可能です。
開発チームは将来的に、$HYPERを通じたガバナンス(DAO)機能の追加や、開発者への助成金付与、バーン(焼却)イベントの実施などを計画しており、トークンの長期的価値の維持に努めています。
【Bitcoin Hyperトークン公式リンク】
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