7月開催のアジア・ブロックチェーン・サミット、先着1000名にABS限定版Ledgerウォレットを配布

メインストリーム:アジア最大のブロックチェーン・サミット

アジア・ブロックチェーン・サミット2019(ABS2019)は、世界的知名度を持つハードウェアウォレット企業、Ledgerとの提携を発表した。Ledgerは同サミットの参加者を対象に200ドル相当のABS限定版レッジャーウォレット1000個を配布予定である。このウォレットは、評判の高い「Ledger Nano S(レジャー・ナノS)」をベースとしたものだ。両者のコラボレーションには、ABS2019における世界規模のプラットフォームを通じ、グローバルな仮想通貨業界に対してデジタルアセットの安全管理への関心を呼び起こす狙いがある。

アジア最大のブロックチェーンイベントであるアジア・ブロックチェーン・サミット2019は、7月2日から3日にかけて台湾の台北で開催される。ブロックチェーン業界で影響力を持つ参加者5000名、そして世界各地から300社以上の参加が見込まれている。主な議題のほか、開催地を訪れる多数の人々の流れや、さまざまな企業が主催するアクティビティも現地を盛り上げる。会期をはさむ1週間は「台北ブロックチェーン・ウィーク」として途切れなくイベントが開催される予定だ。

ABS2019の中心イベントには、以下の2つが含まれる。1つは、世界トップの講演者140名を集めて開催されるサミットフォーラム(全日程通し券:150ドル)。そしてもう1つは、ブロックチェーンをテーマに多数の入場者を集める博覧会だ(博覧会入場券:10ドル)。いずれのチケットも発売が開始されており、ABSの公式ウェブサイト、イベントチケット販売サイト「活动行(Huodongxing)」、およびAccupass.comで購入可能だ。4000名が参加した昨年のABSの活気を引き継ぎ、今年のサミットと台北ブロックチェーン・ウィークには1万人以上が来場・参加すると見込まれている。

発展を続けるアジアの現状をふまえた影響力のあるイベント。世界の注目を集める、仮想通貨分野の重要事項が取り上げられる。

  1. 東アジア初のSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)優遇法令が導入される可能性:台湾政府は4月、STO関連の仮法案提出と公聴会を行った。政府の金融監督当局はそれに続く形で、さらに完全なSTOトークン発行法案を6月、もしくは7月に公式提出すると発表。台湾はそれまでの間に、東アジア初のSTOトークン発行国・地域になる可能性が高い。この動きはアジアにおけるブロックチェーン業界発展の行く末を変え、東アジア地域にいっそう多くの可能性を開くことになるだろう。
  2. Binanceが世界各地から1000名以上のファンを集めた初のファンミーティングを開催予定。「バイナンス・スーパー・ミートアップ」と題したこのイベントは、台北ブロックチェーン・ウィーク中に開催される。
  3. 政府関係者の高い参加率:あらゆる立場の政府・関係当局の担当者が出席することに加え、ABS2019は「ブロックチェーン産業のための台湾議員連合(Taiwan Congressional Coalition for Blockchain Industry)」とも密接に協調している。20名以上の国会議員からなる同連合は、政府の視点から法令の革命的ブレークスルーを生み出すことを強く推進している。
  4. 世界でブロックチェーンの発展に大きな影響力を持つ130名以上のトップスピーカーたちが出席。ヌリエル・ルビーニ、何一(ホー・イー)、アーサー・ヘイズ、アンディ・ブロムバーグ、チャーリー・リー、ウィリアム・バオ・ビーンらの各氏が参加する。
  5. 従来型の企業や大型金融機関がブロックチェーン分野に参入しようとしている。台湾の大手銀行や、4大金融ファーム(「ビッグ4」)に数えられるKPMG、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)などはいずれもABS 2019に協賛している。
  6. Ledgerと提携し、参加者に1000個のLedgerウォレットを無料配布。

ブロックチェーンが主流の市場へと進出していく中、世界のブロックチェーン産業は各国の規制当局と活発に意見交換を行いながら成熟を重ねている。台湾はこの分野と親和性の高い法規制をとっており、東アジアにおけるブロックチェーン産業の最前線となっている。台湾の金融監督当局はまた、STOを管理する完全な法的枠組みを6月に提出すると発表している。法規制におけるこうしたブレークスルーは、東アジアへの産業の集合パターンを変えるものになる可能性もある。政策立案者たちと深い協力関係を築くことが、ABS2019の不可欠な要素になっている。台湾の金融監督委員会(FSC)および国家発展委員会(NDC)といった極めて重要な関係当局も、ABS2019に参加する予定だ。

台湾は東アジアで初めて、STOを管理する法規制を実施することになるかもしれない。FSCが4月に仮法案を提出したのに続き、6月もしくは7月には公式に法制度が導入される予定だ。法規制におけるこのブレークスルーにより、台湾は東アジアで唯一、STOを展開できる場所になる見込みが大きい。これにより、アジアのブロックチェーン業界の命運が変わり、東アジア地域により多くの可能性が開かれる可能性がある。

ABS2019にはまた、政府関係者の多数の参加も見込まれている。あらゆる立場の政府・関係当局の担当者が出席することに加え、ABS2019は「ブロックチェーン産業のための台湾議員連合(Taiwan Congressional Coalition for Blockchain Industry)」とも密接に協調している。20名以上の国会議員からなる同連合は、ABS2019の大きな影響力をさらに高めるだけでなく、政府側の立場から法規制における革命的ブレークスルーを推進するため、実際の行動も行っている。

ABS2019はまた、7つの重要トピックを網羅したサミットの議題発表も行っている。取り上げられるトピックは、政府と法規制、企業とブロックチェーン、デジタル通貨市場、ブロックチェーンの生態系、破壊的な金融革新、ブロックチェーン技術の詳細、脱中央集権化された未来だ。さらに、アジア各国政府を取り巻く議論も間違いなく東アジアのブロックチェーン業界の状況に影響を与えるだろう。

ABS2019はブロックチェーン業界から多くの著名なゲストを招いている。仮想通貨を批評し続けてきた経済学者のヌリエル・ルビーニ氏(金融危機を予測したことから「ドクター・ドゥーム(終末博士)」と呼ばれる)、 BitMEXの共同設立者兼CEOであり、Binanceの共同設立者でもある何一(ホー・イー)氏、ブロックチェーン技術開発分野の重要企業、BlockstreamのCSOであるサムソン・モウ氏などだ。

また、シリコンバレーのAngelListから派生した、ブロックチェーン資金調達用プラットフォーム「CoinList」の共同設立者兼会長であるアンディ・ブロムバーグ氏、ニューヨークの主要ブロックチェーン法律事務所「Klayman LLC」の設立者でありCEOのジョシュア・アシュレイ・クレイマン氏、ハードウェアウォレットサービスを提供する「Ledger」の常務取締役であり、アジア太平洋地域主任を務めるベンジャミン・ソン氏、ステーブルコインを提供する新企業「Paxos」の共同設立者であるリッチモンド・テオ氏などもゲストに加わっている。

ABS2019ではブロックチェーンの核心に触れる一方、ブロックチェーン技術の発展とトレンドについても実務的な議論を行う予定だ。経済学者のヌリエル・ルビーニ氏は2008年の経済危機を、著書『The 12 Steps to Financial Disaster(経済恐慌への12ステップ)』の中で正確に予測していた。

ルビーニ氏は仮想通貨を一貫して批判している立場から、業界の多くの専門家たちと脱中央集権化の未来について激しい議論を交わすことだろう。

サミットではまた、ブロックチェーン市場の動向にもさらに焦点を当てる。Binanceの何一氏は彼女自身の経験とBinanceの将来計画について語る予定だ。1日に30億ドルもの取引量を扱う取引所「BitMEX」の設立者であるアーサー・ヘイズ氏は、ビットコインデリバティブの潜在的市場について説明する。また、Blockstreamのサムソン・モウ氏も複数の専門家とともに議論に加わり、レイヤー2ソリューションにおけるビットコインブロックチェーンの課題とブレークスルーについて語る。会期中は、さらに詳しい議論も行われることが期待される。

ABS2019は、ブロックチェーン業界メディア「BlockTempo」と、ブロックチェーン技術企業「OBITO.IO」によって主催されるほか、Binance、Ledgerといった世界的ブロックチェーン企業が共催に加わり、ともにイベントの価値と世界的な影響力を高めていく。

会期中の特別なアクティビティの1つに、バイナンス・スーパー・ミートアップがある。BinanceはABS2019と密接に協力し、7月2日、ABS2019と同じ会場で、世界から1000名以上のファンを集めての史上初のオフラインイベントを開催する。ミートアップ開催までの間に1000名を超える世界各地からのBNBファンが台北に集まり、台北ブロックチェーン・ウィークと、その後のアジア開催イベントに参加する。

台北現地時間の7月2日午後7時、ABS2019の展示ホールにはBinanceの共同設立者、何一氏が姿を見せる。彼女は、台湾のBinanceユーザーおよびBinance Angels(ボランティアベースの支援者チーム)の代表者たちとともに登場し、世界のユーザーたちと交流しながらBinanceの生態系の発展について議論する予定だ。参加者はBinanceから限定ギフトを受け取れるだけでなく、アクティビティ中に「何一とのディナーデート」の貴重な機会を手にすることもできる。詳細や登録情報はABS2019から近日中に公開されるため、見逃さないよう注目を。

Binanceの共同設立者である何一氏はこのように発表している。「私たちはバイナンス・スーパー・ミートアップの開催にあたってABS2019との提携を結び、Binanceの世界的コミュニティと意見交換できることをとても嬉しく感じている。Binanceはもうすぐ2周年の記念日を迎えようとしているが、地球上各地の当社ユーザーの皆様の支援がなければここまで来ることはできない。コミュニティのすべての皆さんを私たちのスーパー・ミートアップに喜んで迎える。Binanceとそのユーザーの皆さんのためのより良い生態系を、ともに築いていこう」。

ビットコインのような仮想通貨が主流になり、より多くの参加者を引き付けるようになったため、ABS2019は、Ledgerとのコラボレーションを通じて、デジタル通貨が主流のアプリケーションに与える影響と所有者の資産セキュリティに対する意識を高めることを望んでいる。

7月2日にサミット参加チケットの購入先着1000件に対してABS限定版のLedgerハードウェアウォレットが贈られる。詳細と最新ニュースは、ABSの公式サイトから得ることができる

Ledgerはまた、ABSとの提携についての発言もシェアしている。「ブロックチェーンアセットセキュリティ業界の世界的リーダーとして、今年のアジア・ブロックチェーン・サミットのスポンサーの1社となることを誇りに思います。台湾はハイテク産業で知られており、アジア太平洋地域でのブロックチェーン技術の発展において重要な役割を担っています。台湾は開発分野での高い資質を持つ人材に恵まれており、この地の市場もブロックチェーンと仮想通貨への関心をますます集めています。Ledgerでは、台湾最大の年次イベントに参加できることを非常に嬉しく思っております」。

ABS2019では、銀行グループ、大手地方企業、FSC、NDC、中華民国経済部など、公営機関や私営企業がいずれもイノベーションへの強い熱意と前向きな姿勢を示している。これは、法規制に対する効果的かつ適度な監督の枠組みを確立するためだけでなく、ブロックチェーン業界のインフラ開発を協調的に進め、ブロックチェーンを国レベルで推進する、いわゆる「ブロックチェーン・アイランド」を作り出すためでもある。

ブロックチェーンとの親和性が高い法環境、才能ある人材、そして優れた立地に恵まれた台北市は、アジア・ブロックチェーン・サミットにとって最高の場所となっている。

台湾のブロックチェーン業界では昨年、国会内に自己管理組織を立ち上げた。今年、台湾の金融監視当局は7月ごろにSTOの法規制を準備しようとしている。ABS2019によってもたらされる世界的な影響とともに、この出来事はアジア産業界の生態系にとって新たな章の始まりとなり、ブロックチェーンの世界に新しい可能性をもたらすだろう。

BlockTempo.comについて
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