シンガポール国立大学の研究者らが設立した仮想通貨・ブロックチェーン企業「Zilliqa(ジリカ)」は、英オックスフォード大と連携してブロックチェーンワークショップを開催する。同業界でのさらなる女性の活躍など、多様性を促すことが目的だという。10月31日に発表した。

ジリカは、オックスフォードが推進する女性のコンピューター・サイエンス分野での活躍を支援する「ウィメン・イン・コンピューター・サイエンス・ソサエティ(OxWoCS)」と協力し、インタラクティブなワークショップ「ブロックチェーンA-Z」を開催する。

同ワークショップはオックスフォード大で10月31日から11月21日の間で開催予定。同大学に在籍するすべての生徒が参加でき、定員は20名。ブロックチェーンのファンダメンタルに関する様々な項目をカバーする。

11月21日は「デモ・デー(Demo Day)」とし、さらなる学びの場として、最も優秀な生徒らは、ジリカの500万ドル規模のエコシステム・グラント・プログラムからの補助金を目指して、自身のプロジェクトを提出することができる

OxWoCSのプレジデントのパウラ・フィディ氏は、OxWoCSのミッションは、女性の専門家らがテクノロジー業界のさまざまな分野において、同等の機会を得られるようにすることだとしている。

ジリカの開発者マーケティングのサイバ・カタルカ氏は、多様性の問題は「広範囲に及ぶテック産業の固有の問題」としてなお存在し、ブロックチェーンに関しても例外ではないと強調。「分散化」は、多様性なしには達成できないブロックチェーン技術の中核的本質、だとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版