シンクタンク、ランド研究所の調査によると、ダークウェブで違法または犯罪目的にジーキャッシュ(ZEC)を使っている人々は、基盤となるテクノロジーを完全には理解していない可能性があるという。

5月7日に発行されたレポートによると、ジーキャッシュが提供する匿名性について犯罪者側が疑問を持っていると強調している。

調査では、アンチマネーロンダリング(AML)/テロ資金供与(CFT)規制に準拠したジーキャッシュのガバナンスとブランディングによって、ジーキャッシュが違法活動や犯罪目的に悪用されるにくくなる可能性があると指摘している。

さらに調査では、犯罪者がジーキャッシュを使いやすさの点で実用的ではないと考えているとも強調している。また悪用しようとするユーザーは「ジーキャッシュの運用モデルを理解していないか、気づいていない」とも指摘している。

調査によれば、犯罪の世界でも、ビットコイン(BTC)でも「覇権」があり、人気があるという。

「ビットコインは依然としてダークウェブでの違法活動や犯罪活動で主要な仮想通貨であると認識されている」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン