ユガ・ラボは、エイプコイン(APE)エコシステムの大幅な見直しを目指し、エイプコインの分散型自律組織(DAO)を解体し、新たな運営組織「ApeCo」への移行を提案している。

この動きはAPE改善提案(AIP)として示されたもので、ユガ・ラボのグレッグ・ソラノCEOが提案者となっている。ソラノ氏は、DAOが当初はプロジェクトの勢いを後押しする重要な役割を果たしていたとしつつも、現在では機能不全に陥っており、開発の妨げになっていると指摘した

「希望を持って始まったはずの取り組みが、今では緩慢で騒々しく、真剣味に欠けた“ガバナンスごっこ”になっている。多くのリソースが自己満足的な提案や影響力の乏しい施策に費やされてしまった」と同氏は述べている。

ソラノ氏は、エイプコインの次のフェーズには、より明確な目的意識と迅速な実行力、そしてプロフェッショナルな運営モデルが必要だと主張する。

「エイプコインDAOを終わらせたいという声が多い。このAIPはまさにそれを提案している。よりスリムでスピーディな組織が舵を取る時だ」と、Xに投稿した

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント!【PR】

DAOの完全解体とApeCoへの権限移譲を提案

提案内容では、DAOガバナンス体制の完全な終了が盛り込まれており、トークン保有者が持つガバナンス権の廃止、過去のAIPの無効化、ワーキンググループの解散などが含まれている。

DAOが保有するエイプコイン(APE)トークンや知的財産、スマートコントラクト、インフラといった資産は、すべて新たな運営組織ApeCoに移管される予定だ。

ソラノ氏によれば、ApeCoは支援対象のイニシアチブに対して、より厳格な基準を設け、資金提供の判断においても規律を重視するという。

ApeCoはユガ・ラボが直接設立する組織で、質の高い開発者への支援に責任を持つほか、エイプチェーンやボアード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)、アザーサイドといったエコシステムプロジェクトの強化も担うことになる。

「我々は仮想通貨で最も優れたチェーンを構築し、NFTで最も象徴的なブランドを拡大していく。エイプコインはその未来を支える経済エンジンになるべきだ」とソラノ氏は語っている。

コミュニティからは賛同の声も

この提案に対するコミュニティの反応は概ね好意的で、より集中した体制への移行を歓迎する声が多い。ユーザーのTheDonDiablo777は「完全に支持する。この動きが始まったことを嬉しく思う」とコメントした

また、コミュニティメンバーのApewhaleも「DAO疲れは本物だ。ApeCoは我々が必要としていた“リセット”のように感じる。明確な運営、力強いリーダーシップ、そしてコミュニティが活躍できる余地もある。より賢く構築していこう」と投稿している

一方で、すべてのメンバーが移行に賛同しているわけではない。コミュニティメンバーのLanzerは、この動きを「ユガ・ラボとソラノ氏にとって印象が悪い」として批判し、提案の出し方にも疑問を呈した。「エイプコインDAOがユガに吸収されるべきだとは思わない」と述べた。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) が当選率100%の初夏抽選会&新規限定キャンペーンを開催!沖縄旅行、2000USDT、Laligaグッズ、20,000円のボーナス獲得のチャンス【PR】