YouTubeのゲーム部門責任者であるライアン・ワイアット氏は25日、2月にYouTubeを離れることを発表した。彼のリーダーシップもあり、YouTube Gamingは1日あたり2億5000万人以上のユーザーを抱え、毎年数千億の視聴時間を記録した。ワイアット氏は、ブロックチェーンとWeb3開発への情熱を辞職の理由に挙げた。彼はまもなくポリゴン・スタジオのCEOとして就任する。

ポリゴン・スタジオは、名前の由来となったイーサリアムのレイヤー2スケーリングネットワークのゲームとノンファンジブルトークン(NFT)の部門。ポリゴン(MATIC)は、昨年7月にデビューした同スタジオが主導するプロジェクトに1億ドルを投下する予定だ。同社の目的は、分散型ゲームを開発し、ブロックチェーン愛好家をNFTトークンのエコシステムに引き付け、ポリゴンをWeb3移行のための有能なブロックチェーンとして確立すること。新しい役割について、ワイアット氏は次のように述べた。

「私は、投資やマーケティング、開発者支援を通じて開発者エコシステムを成長させ、Web2.0と3.0の間のギャップを埋めることに注力する。ゲーム、エンターテインメント、ファッション、ニュース、スポーツなどを網羅するポリゴン・スタジオを率いていく」。

ワイアット氏は退社声明の中で、2014年にカリフォルニア州マウンテンビューのグーグル本社に入社した初日を回顧した。また、8年前に彼を採用したCEOのスーザン・ウォジスキ氏とチーフビジネスオフィサーのロバート・カインクル氏に感謝の意を表した。一方、ポリゴン・スタジオは、ワイアット氏を温かく迎え入れた。