ヤフーが仮想通貨取引所に参入する。日経が23日に報じた。子会社を通じて、4月に金融庁の登録業者であるビットアルゴ取引所東京の株式を40%取得する。本格的に仮想通貨取引業を始めるのは、来年4月以降になるという。

 日経によれば、ヤフーとビットアルゴの両社はすでに資本提携で合意し、金融庁にも伝えているという。仮想通貨取引に必要なシステム整備などを行い、来春にも追加出資を検討する。

 ヤフー子会社で外国為替証拠金(FX)取引を手掛けるワイジェイFXが、ビットアルゴの株式を取得する。取得額は約20億円。来春をめどに、ほかのヤフーのグループ会社も追加で株式購入する計画という。

 ビットアルゴは昨年12月1日に金融庁から仮想通貨交換業者の登録を受けた。現在のところ、同社のサイトから取引サービスを行うことはできず、ホームページには「営業開始に向けて準備を進めております」とある。