ヤフーとLINEが経営統合に向けて最終調整の段階であると、日経が13日に報じた。ソフトバンクとLINE親会社である韓国ネイバーとの間で交渉が進められており、月内にも基本合意を目指すという。共同通信も13日、ソフトバンクが買収も視野に入れてLINEと包括提携する検討に入ったと報じている。

日経によれば、統合案としてソフトバンクとネイバーが折半出資の合弁会社を設立し、ヤフー運営のZホールディングスの筆頭株主になるものが浮上しているという。その場合、ZホールディングスがヤフーとLINEを子会社とするものになるという。

ヤフーとLINEが統合するとなれば、仮想通貨業界にも大きな影響が出そうだ。

ヤフーはTAOTAO、LINEはBITMAXと、共に仮想通貨取引所を傘下に持っている。

またLINEはブロックチェーン分野では野村ホールディングスと資本業務提携をしている。

一方、ヤフー運営のZホールディングスは10月、SBIホールディングスと金融領域で事業提携することを発表したばかりだ。また10月末には、SBI傘下でリップルの技術を使っているマネータップが、ペイペイと業務提携をしている。