XRPのクジラ保有ウォレットが過去最多に　BTC価格高騰とともにアルトコインシーズン本格化か

XRPを100万トークン以上保有する仮想通貨ウォレットの数が過去最高に達した。さらに過去1週間でXRP価格は26％上昇している。

オンチェーン分析プラットフォームのサンティメントは11日のレポートで、「XRPのクジラ（大口保有者）はこれまでで最も多くなっており、彼らの保有する供給量も増加している」と指摘した。100万XRP以上を保有するウォレットの数は2743に達し、過去最多となった。

クジラによるXRP保有量は473億トークンに

サンティメントによれば、XRPは「強さの兆しも見せており」、この二重のトレンドは「時価総額4位の仮想通貨にとって非常にポジティブなサイン」とされている。

同社のデータによると、100万XRP以上を保有するウォレットの合計保有量は現在473.2億トークンに上る。

XRPはこの1週間で26％上昇し、記事執筆時点では2.80ドルで取引されている。過去24時間だけでも10％上昇しており、コイングラスのデータによれば、この急騰によりXRPのショートポジション3100万ドル相当が清算されたという。

今回のXRPの上昇は、市場全体のブレイクアウトの一環でもある。ビットコイン（BTC）は今週、9日に11万2000ドル、10日には11万6500ドルと、連日で史上最高値を更新した。

イーサリアム（ETH）も同様に上昇しており、1週間で17.51％上昇し、記事執筆時点では2958ドルで取引されている。

サンティメントは「各種指標がアルトコインシーズンの開始を示している」と述べ、「現時点では、それが始まっていることをデータが裏付けている」と続けた。

「ビットコインが11万ドルという心理的な重要サポートを維持できる限り、トレーダーは利益を安心してアルトコインに再分配できるだろう」と同社は分析している。