XRP(XRP)は7月の高値3.66ドルから31%下落しており、直近1週間でも12.5%安を記録して2.5ドル近辺まで下落した。市場では、この水準を維持できるかどうかが焦点となっている。
200日間移動平均線の奪還が上昇再開の鍵
XRPが再び3ドル超を目指すには、まず2.70〜2.80ドルのレジスタンスゾーンをサポートへと転換する必要がある。
その前提として、日足チャートで200日間単純移動平均線(SMA)となる2.58ドルを明確に上抜けることが求められる。
このトレンドラインの奪還は過去にも大幅な回復局面に先行しており、7月の急騰時にも同様の動きが見られた。
その上では、2.86〜2.96ドルのレンジが次の注目ポイントで、ここには50日SMAと200日SMAが重なっている。
「上方ブレイクの確率は57%」
テクニカルアナリストのエグラグ・クリプト氏によると、XRP/USDが2.5ドルを下回らない限り、現在の水準からの反発が見込めるという。
同氏は、XRPが下降型拡大型ウェッジの中で推移しており、上方ブレイクの確率は57%に達していると指摘した。
この場合、パターンの計測値に基づく上昇目標は9.50ドルとなる。 エグラグ氏はさらに次のように述べた。
「このサイクルでは最低でも9ドル、平均で20ドル、最大で27ドルまで上昇すると見ている」
同氏はまた、下降ブレイクの確率も43%あるとし、その場合は0.50ドルまで下落する可能性があるが、それは「買い戻しの好機」になると付け加えた。
アナリストのXForceGlobal氏も、「マクロ的には依然として強気」との見方を示している。同氏は現在の価格帯を、XRPがサイクル第3波の最終上昇前に位置する“確認フェーズ”と位置づけ、「タイミングとしては非常に良好」と述べた。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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