ポイント:
XRP価格は過去24時間で4%上昇して2.43ドルに。XRP建玉も増加。
永久先物の資金調達率もプラスに転じ、トレーダーの強気姿勢を反映
ブルフラッグパターンに基づけばXRPは14ドルまで上昇する可能性も
XRP(XRP)が週足チャート上で「ブルフラッグ」パターンを形成している。これは強い上昇圧力に伴う典型的なテクニカルパターンだ。このパターンで上抜けた場合、14ドルへの大幅な上昇を示唆する可能性がある。
建玉と価格がともに上昇
5月22日、ビットコインが11万1000ドルを超える過去最高値を記録したことを背景に、仮想通貨市場全体が上昇している。XRPも5.5%上昇し、同日には2.45ドルの高値を記録した。
同時に、XRPの未決済建玉(OI)は24時間で25%増加し、5月22日時点で49億5000万ドルに達した。これはデリバティブ市場への資金流入とトレーダーの関心の復活を示している。
過去にも建玉の急増はXRPの価格上昇に先行している。たとえば3月初旬にトランプ米大統領がXRP、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)を含む仮想通貨戦略準備金の創設を指示した際には、XRPの建玉は30億5000万ドルから46億3000万ドルへと46%増加し、それに伴って価格も2.17ドルから2.96ドルへと36%上昇した。
また、XRPの8時間足の永久先物契約における資金調達率は5月22日時点で0.0126%となっており、前日の0.0033%や3週間前の-0.0005%と比べて大幅に改善している。これは個人トレーダーの強気姿勢を反映している。
XRPは二桁台へ向かうのか?
XRP/USDは、強気のチャートパターンを描いており、上昇トレンドを再開する構えを見せている。
2025年11月5日以降、XRPの週足チャート上では「ブルフラッグ」パターンが形成されている。このパターンの上限(2.48ドル)を週足で明確に上抜けることができれば、新たな上昇局面が訪れる可能性がある。
フラッグのポール部分に基づくターゲット価格はおよそ14.50ドルと推計され、これは現在価格から約500%の上昇幅に相当する。
ほかにも強気を示す指標としては、日足チャート上での単純移動平均線(SMA)が2.20〜2.30ドルの範囲でサポートとなっている点や、相対力指数(RSI)が50台前半でリセットされている点が挙げられる。
マーケットアナリストのドム氏は、XRPが月間および四半期ベースのVWAP(出来高加重平均価格)である2.32ドルと2.27ドルを明確に上回って推移している点を指摘。「次の上昇トリガーは過去最高値VWAP(2.47ドル)を上抜けることだ」と述べ、強気派が近くこの動きを試みる可能性に注目している。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。