XRPは、2.60ドルで数年ぶりとなる最高の週足終値を記録した。これにより、2018年1月以来、約7年ぶりとなる「高値更新」を達成した。

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XRP 1-week chart. Source: Cointelegraph/TradingView

XRPの月足チャートでは、2ドルの重要なレジスタンスを突破する形で複数月にわたるブレイクアウトが確認された。これを受けて、市場アナリストの間ではXRPの市場構造に対して強気な見方が広がっている。

「XRPは仮想通貨市場で最も強力なチャート」

ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、X(旧ツイッター)への投稿で「XRPは仮想通貨市場全体で最も強力なチャートだ」と指摘した。

ブラント氏はXRPの週足時価総額チャートを用い、複数月にわたる対称三角形パターンを上抜けた点を強調。さらに、XRPの価格は過去最高値である3.40ドル付近にまで接近していると述べた。

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XRP 1-week chart analysis by Peter Brandt. Source: X.com

このコメントから、ブラント氏はXRPがさらなる上昇を見せる可能性が高いと考えていることがうかがえる。XRPの市場構造は強気の勢いと力強さを示しており、さらなる上昇が期待されている。

独立系トレーダーのドム氏は、短期的な見方として「2.67ドルの突破がトレンド継続のために最も重要なレベルだ」と述べた。

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XRP 1-hour analysis by Dom. Source: X.com

ドム氏の1時間足チャート分析では、先週の2.60ドル到達は前向きな動きだったものの、このレジスタンスをサポートに変える必要があると指摘した。

同氏は「これは良い反発だが、約2.67ドルのゾーンが最も重要なレベルであり、それ以下はノイズ(無視できる動き)だ」と述べ、さらなる上昇を確認するには2.67ドルを明確に超える必要があると解説した。

一方で、XRPの11月の上昇を懐疑的に見る声もある。投資教育者であるラジャト・ソニ氏は、Xへの投稿で「XRPの価格上昇は自然なものではない」とし、「これはパンプ・アンド・ダンプ(価格の意図的な吊り上げと急落)に見える」と指摘した。

ソニ氏はさらに、「これが詐欺だと気づけないなら、騙されるべきだ」と辛辣なコメントを残し、XRPの上昇が意図的な価格操作である可能性を示唆した。

XRP、強気のペナントパターンが新高値を示唆

テクニカル的な観点から見ると、XRPの4時間足チャートは強気のペナントパターンを形成しており、過去のブレイクアウトと同様の動きを見せている。

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XRP 4-hour chart. Source” Cointelegraph/TradingView

チャートによれば、XRPの4時間足は、先月の強気のペナントパターンと類似している。このとき、XRPは2ドルの重要なレジスタンスを突破し、さらなる上昇につながった。

今回のチャートでも同様の強気の要因が見られ、価格は50日移動平均線(EMA)の再テストを行い、相対力指数(RSI)も50付近まで戻ってきている。

これらの要素を組み合わせると、XRPはフィボナッチの拡張レベルである1.618と2.272に到達している。この動きが数週間以内に再び発生すれば、XRPは過去最高値である3.80ドルを突破する可能性があるとみられている。フィボナッチの拡張レベルからも、直近の目標は3.80ドルに設定されている。

この記事は投資アドバイスや投資を推奨するものではありません。投資や取引はリスクを伴うものであり、意思決定を行う際は読者自身が十分なリサーチを行う必要があります。

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