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Ciaran LyonsCiaran Lyons

XRP ETFの運用資産が10億ドルを突破、知名度と堅調な価格推移が追い風に

XRP ETFの運用資産が10億ドルを突破、知名度と堅調な価格推移が追い風に
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仮想通貨企業の幹部によれば、現物XRP上場投資信託(ETF)は、投資家の間でXRPの知名度が高いことと、過去数年のXRPの力強い価格パフォーマンスが相まって、運用資産(AUM)が10億ドルを超える規模に成長した。

一方で、イーサリアムETFは流出超過が続き、ビットコインETFもここ1週間は不安定なパフォーマンスを示している。

仮想通貨価格指数プロバイダーCFベンチマークの最高経営責任者(CEO)スイ・チャン氏は、水曜のCNBCで「多くの投資家はXRPに親しみを持っており、長い実績があるためポジションを取っている」と語った。

XRPのリターンが投資家の目を引く

チャン氏は、XRPのパフォーマンスも資金流入を後押ししていると指摘した。

「過去3〜4年の価格パフォーマンスは非常に優れており、投資資金を引きつける理由はいくつもある」とチャン氏は述べた。

XRPは記事執筆時点で1.81ドル付近で取引されており、2022年から約417%上昇しているものの、年初来では22.81%の下落となっている。

コイングラスによると、XRP ETFは11月14日以降で4億2327万ドルの資金流入を記録し、SoSoValueのデータではAUMが10億ドルを突破した。

XRP ETFの主要発行体5社(カナリーキャピタル、21シェアーズ、グレイスケール、ビットワイズ、フランクリン・テンプルトン)の運用資産合計は11億4000万ドルに達している。

ソラナを巡るナラティブが浸透

チャン氏は、ソラナ(SOL)についての投資家の理解が深まりつつあり、現物ソラナETFへの資金流入の背景になっていると説明した。

コイングラスによると、過去9日間でソラナETFは1億280万ドルの純流入を記録した。

「伝統的な投資家がソラナを理解し始めており、どのようなアプリケーションが動いているのか、手数料の水準、デイリーアクティブユーザーなどが投資判断として説得力を持ち始めている」とチャン氏は指摘した。

XRPとソラナのETF需要の高まりは、ビットコインとイーサリアムという時価総額上位2銘柄のETFにおける米国市場でのボラティリティ上昇と歩調を合わせている。

ファーサイドによると、イーサリアムETFは過去5営業日連続で流出超過となり、総額5億3310万ドルの資金流出を記録した。

一方、ビットコインETFは同期間で不安定な動きを示した。木曜にはビットコインETFが4億5730万ドルの流入を記録し、直前2日間で発生した6億3480万ドルの流出の一部を取り戻した。

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