16日の仮想通貨ビットコインは9200ドル付近を推移している。横ばいの動きが続くビットコインだが、テクニカル的に今後、危険なラインを示している。


(出典:Coin360 7月16日 午前11時10分)

一目均衡表からテクニカル分析を投稿するIchimokuScholar氏は15日、現在の一目均衡表から「雲」のサポートを下回ろうとする動きを見せていることを説明した。

「弱気の雲が実行されれば、今日から次の2日間が下落の恐れがある。強気を維持するのに苦労している」

IchimokuScholar氏はこれまでにもビットコインの下落を指摘。現在が今年3月の大暴落「ブラックサーズデイ」と同じ動きをしていることを警告し、8月ごろまで弱気となることを指摘した。

さらには仮想通貨デリバティブ取引所のデータからも弱気の動きが出てきている。

仮想通貨トレーダーのTraderX0X0氏はデリバティブ取引所へのビットコイン流入が増加している一方で、出金は横ばいになっていることから、投資家が売りの準備を示唆していることを指摘した。


強気の要素は?

一方でステーブルコインの動向から、ビットコインにとって中期的には強気であるようだ。

仮想通貨データ分析企業のUnfoldはコインメトリックス のデータを引用し、今年6月に初めてステーブルコインを使った送金額が、ビットコインの送金額を上回ったことをツイート。さらに現在のステーブルコインの供給量が120億ドルに達し、年初から2倍に増加していることにも注目した。

一般的に仮想通貨市場が保ち合いとなっている間、ビットコインのトレーダーは一時的にテザーに交換する形で資金を保管する傾向がある。ステーブルコインを大量の保管していることは、ビットコイン価格が上昇局面に入ることがわかれば、大量にビットコインに変換することが予想されるために強気の兆候の一つであるとされる。

既報の通り、ビットコイン(BTC)の時価総額を全てのステーブルコインの時価総額で割った値「ステーブルコイン供給比率(SSR)」が低水準にとどまっていることからも、強気の兆候が指摘されている。

一部アルトコインは以前好調

ビットコインだけでなく、イーサ(ETH)やXRPなど主要通貨も同様に横ばい推移が続く中で、一部アルトコインは好調を維持している。

上昇が続くチェインリンクは過去24時間で9%近く上昇し、重要レジスタンスとされる805ドルを突破した8.6ドル付近での攻防が続く。

また、コインベースプロで英ポンドやユーロとの取引ペアが発表されたテゾス(XTZ)も15%増の3.3ドルに到達。ALGOは8%以上上昇するなど急騰を続けている。