主要な仮想通貨は軒並み下落する展開となっている。ビットコインは8400ドル台で取引されている。テクニカルアナリストらは、8480ドルを死守できるかどうかが今後のトレンドを測る試金石になるとみている

イーサリアムは約1%下落したが、足元では180ドル台を維持している。XRPは1.1%の下落だ。

出典:Coin360 11月16日 18:15時点

10月の急騰は「不合理な動きだった」

10月末、習近平発言で40%近く急騰したビットコインだが、仮想通貨分析企業ザ・タイの共同創業者ジョシュア・フランク氏は、「この動きは不合理なものだった」とフォーブスに語っている。

フランク氏は、「ビットコインの取引量はこの夏から50%以上減少しており、このトレンドが変わることを示唆するものは見当たらない」と指摘する。ビットコインに関連するツイートの分析から「長期的なセンチメントは一貫して低下している」と結論づけている。

8700ドルへのチャレンジはあるか

ビットブル・キャピタルのジョー・ディ・パスカル氏は、8000ドルまで下落する可能性があると指摘。8400ドルや8200ドルで小幅な反発があると予想するが、ビットコインは50日間移動平均線を下回った状況をネガティブに捉えている。

上昇局面では8700ドルが強固なレジスタンスとなるとみているが、「この週末でそこをチャレンジする可能性は極めて低い」とみている。