ビットコイン(BTC)は5月21日に上昇チャネルのトレンドラインの8,815ドルまで下落してから、4.78%回復した。BTCは20日間移動平均線のレジスタンスライン付近に達し、トレーダーは9300ドルに焦点を当てている。

出典: Coin360

米国では、5月25日がメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の休日となっている。株式市場は月曜日は休みであり、仮想通貨市場は独自の値動きをすることになる。

通常、週末は取引高が薄くなるため、大規模なプレイヤーがビットコインを押し上げようとするかどうかに注目が集まりそうだ。

出典: TradingView BTC/USDT 4時間チャート

4時間チャートでは、ビットコインの価格は安値を引き上げつつ、上昇トレンドラインの勾配に沿って進んでいることがわかる。価格はボリンジャーバンドの20MAのレジスタンスに近づきつつあり、MACDでは強気のクロスがあり、インジケーターのヒストグラムが0の上に緑色のバーを付け始めている。

相対力指数(RSI)も50の下にあり、現在は45となっている。このような状況では、購入量が注目すべき重要なシグナルであり、購入量と売却量の両方で急ブレーキがかかっている。通常、取引高は価格に先行するため、短い時間枠では買いや売りの取引高増加に注意を払う必要がある。

ローソク足は中立的な同時線となっており、買い手と売り手が競合していることを示唆している。ビットコインは、ボリンジャーバンドの下限の8,865ドルまで下落する可能性がある。

一方、20MAを超える急上昇があれば、5月21日の9634ドル~8820ドルへの急落で生じたVPVRボリュームキャップを利用して、9600ドルまで上昇する可能性がある。

出典: TradingView BTC/USD 月間チャート

コインテレグラフ寄稿者flibflibは、ビットコインの価格が1週間以内に、強気か弱気かを決める決定的な動きをすると指摘している。flibflibは上記のチャートを投稿し、次のように説明している

「ビットコインの月間チャートは、ビットコインが克服すべき長期的な課題を抱えていることを明確に示している。より具体的には、ビットコインは月末に9300ドルで終値を付ける必要がある」

出典: Coin360 BTCデイリーチャート

22日にビットコインは緩やかに回復し始め、いくつかのアルトコインが強力な上昇を見せている。

OmiseGo(OMG)は14.9%の上昇を見せた。カルダノ(ADA)は7.2%上昇し、ネオ(NEO)が7.6%上昇している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン